気楽に読書感想文 -4ページ目

気楽に読書感想文

本を読んだらその感想を書いていきたいと思います。
興味があれば何でも読みます。

評価:星

大正13年、19歳で吉原へ売られた少女が、花魁・春駒として過ごした日々を綴った日記です。
日常の過酷な労働環境の様子や周りの人々とのやりとりなどが書かれています。

日記なので整えられた文章ではありませんが、廓の中の様子や周りの人間について鋭く観察され表現されています。当時、学校もろくに行かせてもらえない状況で売られてしまった女性が多かっただろう中で、当事者が書き残した貴重な記録であると思います。

売られたことへの苦悩、借金がどんどん増えていく廓の仕組みへの恨みつらみ、複雑な人間関係だったりと、ストレスだらけの環境。「書く」ことで何とか自分を保つことができたのだろうと思いました。

売られてから2年後、著者である森光子(春駒)さんは脱出され、NHKの朝の連続ドラマの「花子とアン」で仲間由紀恵さんが演じた「柳原白蓮」さんの手助けにより自由廃業されたそうです。ドラマ中では、壇蜜さんが演じておられました。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日 (朝日文庫)/朝日新聞出版
¥691
Amazon.co.jp

春駒日記 吉原花魁の日々 (朝日文庫)/朝日新聞出版
¥713
Amazon.co.jp


評価:星

私は生まれてからずっと関東で、釜ヶ崎(あいりん地区)は名前くらいしか知りません。

「あとがき」にも引用されている、僧侶の川浪さんの話。

釜ヶ崎は海のようなところだ。
清濁あわせ呑む場所。いやらしさも、汚さも、たくましさも、美しさもある。
それがおもしろみだ。

登場人物、起こる出来事、etc
すべてが何だかごちゃまぜで、「清濁あわせ呑む場所」との表現そのものだと思いました。

登場人物のみなさんは個性豊かで、良くも悪くも人間臭い。
会社勤めのサラリーマンなら、生い立ちや経歴だったりがこれほど異なる人達が一緒に過ごすということはないだろうと思いました。

朝日っぽい表現もちらほら…、それでも内容は興味深く面白かったです。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
釜ケ崎有情 すべてのものが流れ着く海のような街で/講談社
¥1,620
Amazon.co.jp


評価 : 星

以前も書きましたが、映画「ラストエンペラー」が好きで、その時代の本を何冊か読んでいます。
こちらは、その中の一冊です。


内容としては、溥儀の私生活や人間性に焦点を当てたものです。


特殊な環境で育ったことや溥儀自身の性格のせいもあると思いますが、好き勝手やっているように見えても、結局はどれも幸せではないんですよね…。


禁城の虜 ラストエンペラー私生活秘聞/幻冬舎
¥1,944
Amazon.co.jp

流転の王妃の昭和史/愛新覚羅 浩
我が名はエリザベス/入江 曜子
紫禁城の黄昏ー完訳(上)(下)/R.F.ジョンストン
ワイルド・スワン(上)(中)(下)/ユン チアン(著)、土屋京子(翻訳)
わが半生―「満州国」皇帝の自伝〈上〉 (ちくま文庫)/筑摩書房
¥1,296
Amazon.co.jp

最後の宦官秘聞―ラストエンペラー溥儀に仕えて/日本放送出版協会
¥2,592
Amazon.co.jp