ちびきゅん劇場 再生しない物語 | 銀のクサリ

銀のクサリ

銀魂話で鎖のように繋がりたい(^^♪
      腐り注意!な痛いお母さんのブログ

※人形劇ですが

 BL(ボーイズラブ)、大人の表現があります。

 

※銀魂以外のキャラクターは 

 その役割としてお楽しみください。

 

※コメント欄閉じていますので気楽に読んでェェェ

 でも長いよォォォ ごめんね

 

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ZZZ…

 

 

…!!はっΣ(゚д゚)

 

 

銀時「やっべェェェ 遅刻遅刻!」

 

 

ただでさえ 会える時間が少ねェってのに

…ま 待っててくれるよね?

 

 

いや 待っててェェェ土方くん!!

 

 

 

 

ドサッ

 

 

銀「痛って… え!?

 

 親方ァ!空から女の子が!!

 

 

 お おい 大丈夫か!?」

 

娘「生き…てる…

 

 

アンタのせいで死に損なったじゃない!

どうしてくれるの!」

 

 

銀「それはなァ 助かったっていうんだ

 飛行石もねェのに 無茶すんじゃねェよお嬢さん」

 

 

土方「女の子助けて遅れたとか

 そんな見えすいた嘘はいいから」

 

 

銀「いや ホントだって

 空から女の子が降ってきたんだって」

 

土「ジャンプ読んでて寝ぼけたんだろ

 そんな眠たくなるようなモンよりマガジン読め

 

 

 まぁ のたれ死んでなくてよかったよ

 てめェはすぐ危ねェことに首突っ込みやがって…

 命がいくつあっても足りねェぞ」

 

 

銀「いやいやいや それこっちのセリフぅぅぅ

 毎日命がけなのは 土方くんの方でしょーが!!」

 

土「じゃまぁ 生きてることに乾杯?ってな」

 

 

銀「おう カンパーイ❤」

 

 

俺は今でも信じらんねーくれェなんだ

こんなイケメンが恋人だってことが

 

玉砕覚悟で告ってみて

本っっっ当ーーーによかった

 

 

 

 

 

 

 

銀「なぁ 後悔はしてねェの

 こんなおっさんにつかまっちまって」

 

 

土「さぁな

 

 

 てめェこそ『思ってたのと違うぅぅぅ』

 とか 密かに引いてんだろ

 こんなみっともねェ男で悪かったな」

 

銀「それが可愛いって言ってんだろーがァァァ!

 もっかいヤんぞコラ」

 

 

土「んあぁぁぁ…!!」

 

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山崎「副長 敦原(あつしばら)が連絡を断ったまま

 潜入捜査先から帰って来ないんです」

 

 

土「アキバの茶店だったか…

 店からの声明や脅迫は?」

 

↓敦原

 

山「それもないので消息も不明です

 下手したら消されてる可能性も」

 

土「そうか じゃあ俺が確かめてくる」

 

 

山「危険です!また同じようなことになったら…」

 

土「何人送り込んでも同じなら

 さっさとケリつけた方がいいだろ

 

 

 万が一俺が帰って来なければ

 全員で突入しろ これは副長命令だ」

 

山「分かりました 

 

 

 ただし 一人では行かせませんよ

 誰かを同行させます」

 

土「警察がゾロゾロと潜入捜査たァ

 バラす気満々だろーが 

 警戒されまくりだわ やり辛ェ…」

 

 

山「隊士とは言ってませんよ」

 

 

 

 

 

 

銀「…で 土方くんと楽しんでくるだけでいいの?」

 

 

山「ええ それでピンチになったら助けてください」

 

土「山崎!てめェ!

 なんで万事屋なんだよ!」

 

 

山「旦那といる方が自然じゃないですか

 それに護衛としての腕も信用できますし

 

 普段ゆっくり会えないみたいなので

 捜査にかこつけてでもいいから

 楽しんできてくださいよ」

 

 

土「気づいてやがったのか」

 

山「え 隠してたんですか!?

 

 

 場所はアキバのメイド茶屋「アー茶ー」(あーちゃー)です

 違法薬物を所持使用しているとの噂あり

 

 

 取引現場になっているかもしれません

 店内や従業員 客に不審な点がないか

 確認してきてほしいんです」

 

銀「も 萌えーーーーー!

 普段隠れてるだけに おでこが工口いィィィ」

 

          変装のつもり↑

 

土「んなもんより メイドに萌えとけ」

 

 

銀「いやいやいやメイドなんか

 大群に襲われた記憶と

 家賃回収のイメージしかないから

 

 断然こっちの

 デコ出し魅惑のマーメイド派だわ うん」

 

 

「「「お帰りなさいませ❤ご主人様ぁ」」」

 

 

メイドA「ご注文をお申しつけください」

 

 

銀「お前ェは…!

 

 

 あの時の…

 

 無事生きる道が見つかったみてェでよかったよ」

 

 

メイドA「何をおっしゃっているのですか

 私はご主人様にお仕えするために

 生まれてきたのです」

 

銀「空から降ってきたじゃん

 で 俺がたまたま下じきになって…」

 

 

メイドA「すみません 記憶にないもので」

 

銀「えっ あぁそういう設定なの

 悪かったな余計な口出しして

 …んじゃ ケーキセットで」

 

 

メイドA「かしこまりました」

 

銀「ほら 前に空から降ってきた子!

 本当にあの子を助けてたんだって!

 

 

 あの時は死に損ねたなんて言ってたから

 穏やかじゃねェなと思ってたんだけど

 とにかく無事でよかったよ」

 

土「いや 本当に知らない風だったぞ

 命に関わる場面に居合わせてたのに

 あんなに淡々としてられるか?」

 

 

銀「え まだ疑ってんの?

 あの子助けてて遅れたこと…」

 

土「違ェよ

 あのメイドが怪しいって話だ」

 

 

『すみません 記憶にないもので』

 

 

記憶にない

それが本当だとすると

記憶を失うほどの衝撃を与えられたか

もしくは洗脳か…

 

 

どっちにしろ 匂うな

 

 

 

 

 

「「「行ってらっしゃいませ ご主人様❤」」」

 

 

銀「お疲れさん 屯所まで送るわ」

 

 

土「ガキじゃねェんだ 一人で帰れる」

 

銀「わーってるよ んなこと

 もうちょっと一緒に居てェだけ」

 

 

土「///す 好きにしろ」

 

土「ここらへんでいい

 今日は面倒なことにつき合わせて悪かったな」

 

 

銀「いやいや 結構楽しかったよ

 貴重なデコ方くんも見られたし

 んじゃ 気をつけてな」

 

cyu

 

 

土「…

 

 

 万事屋…すまねェな さっきの店に戻るわ」

 

 

万事屋が助けたっつー女が気になる

ちょいと話を聞かせてくれたら有難いんだが

 

 

 

 

 

 

用心棒「お客さん 出待ちはお断りだよ~

 

 

 もっとも 待ったところで出てこないけどね」

 

 

土「お前は…敦原!無事だったのか」

 

用心棒「変な名前で呼ぶなよ

 今すぐここを立ち去れ ストーカーが」

 

 

土「違ェ 俺だ」ワシャワシャ

 

 

土「土方だ

 上司の顔も忘れたのか」

 

 

用心棒「上司はここの店長だけだ

 立ち去らないなら…ヒネリつぶしてやるよ」

 

 

 


 

山「遅いなぁ 副長…

 

 

 まぁ 楽しんできてくださいって言っちゃったしな

 延長戦くらいはいっか」

 

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店長「あまりにしつこかったんで

 斬ってしまったと…

 

 

 よかった息はあるようだ

 

 

 命は大事にしないといけないよ

 生きていれば

 何かの役に立つのだからね」

 

 

店長「こいつを君の仲間にしてあげよう

 最近物騒になってきたから

 もう一人用心棒が欲しいと思っていたところだ」

 

 

 

 

 

 

ぱち

 

 

土(…どこだ ここ)

 

店長「おや お目覚めかな

 気分はどうだい」

 

 

土(こいつが黒幕…?)

 

店長「仕事中に倒れたんだってね

 怪我をしているようだが

 命が無事でよかったよ」

 

 

土(嘘つけ

 てめェが襲わせたんだろーが)

 

店長「あぁ 混乱してるのかな

 君はここの従業員だよ

 私の顔を覚えているかい」

 

 

土「知らねェよ」

 

店長「もしかして君…

 自分の名前は分かるかい?」

 

 

誰が言うか

 

つーか 待てよ…

万事屋が言ってた娘しかり 敦原しかり

 

 

こいつの手にかかる奴は

みんな記憶をなくしてるっぽェ

いっちょカマかけてみるか

 

土「お 思い出せねェ

 誰だ 俺ァ…」

 

 

ニヤリ(無事リセットされたようだね)

 

店長「ここはメイド茶屋

 従業員は皆住み込みで働いている

 

 

 こんな商売だ 客の中には

 質の悪いストーカーだっている

 君は悪質なストーカーを払う用心棒をしていたんだよ」

 

なるほど

記憶を操作して従業員に仕立ててやがんのか

 

 

…しかしなぜだ 俺には記憶がちゃんとある

何かを間違えたのか?もしくは効いてない?

 

土「そうか…俺は何をすればいい?」

 

 

店長「悪い奴がいたら指示を出すよ

 それまで体を休めているといい

 回復が最優先だ」

 

想定外だが

絶好の捜査態勢じゃねーか?

 

 

せっかく内部に潜り込めたんだ

今のうちにできるだけ探っとくか

 

記憶を操作する何かを使ってるのは間違いねェ

装置か薬物か…証拠を掴んでやる

 

 

 

 

 

 

ジリリリ…

 

 

銀「はーい 万事屋銀ちゃんでぇす」

 

 

山「旦那 いつまでイチャついてるんですか

 

 

 楽しんできてくださいとは言いましたけど

 一晩中 丸々一日はさすがに…」

 

銀「イチャついてねーし

 昨日の夜屯所の近くまで送ったよ」

 

 

山「帰ってきてないんですよ副長…」

 

銀「あいつ…!!

 

 

 あれから一人で店に乗り込んだってのか

 

 くそっ 

 ちゃんと屯所まで送り届けるんだった」

 

 

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店長「おや

 そこで何をしているのかな」

 

 

土(ちっ見つかったか)

 「厠を探していたら 迷ってしまって」

 

店長「手洗いなど各部屋に備わっている

 早く戻りなさい」

 

 

従業員「店長 面接希望者来てますけど」

 

 

店長「あぁ 今行く」

 

面接?メイドのか

 

 

 

 

 

 

 

娘「一緒に死のうって言ったのに

 私だけが残されてしまった

 

 

 ここに来たら楽に逝かせてくれるって聞いて…

 

 

 お願いします 私を安楽死させてください!」

 

安楽死?

 

 

面接じゃねェ…?

 

店長「もう この世に未練はないんだね」

 

 

娘「何一つないです

 早くあの人のところに行かなければ…」

 

店長「では そこに横になりなさい

 これを打てば眠ると同時に

 楽にあちらの世界にいけるよ」

 

 

なるほど死にたい人間を募って

「再生」させてやがったのか

 

 

土「そこまでだ!

 

 

 てめェを 薬物取締法違反及び

 自殺幇助未遂の現行犯で逮捕する!」

 

 

店長「君は…!

 リセットできていなかったのか…!?

 

 不審者の侵入を確認されたし!

 至急面接室へ!!」

 

 

 

 

 

 

用心棒「ご無事ですか店長」

 

 

店長「この男 敵の内通者だ 捕らえろ!」

 

おおおぉぉぉォォォ!

 

 

店長「何!?

 うちの用心棒ではない者まで!」

 

 

銀「ご案内ありがとさん

 ここからはお仕置きタイムといきますかご主人様?」

 

 

土「誰がご主人様だ」

 

 

 

 

土「詰んだな

 

 

 今度はお前の記憶を精算する番だ

 罪と一緒に吐き出してもらおうか」

 

私は元は…

いや 今でも研究者だ

 

 

実験体欲しさに 

命を投げ出してくれる人間を募った

 

 

生活や研究にますます金が必要になり

集めた人材でメイド茶屋を始めた

 

 

人には後悔の一つや二つあるだろう?

 

 

こいつはそんな後悔や人生を閉じたい気持ちを

増幅させることにより記憶を食い

リセットさせる薬なのだよ

 

店長「最後に聞かせてくれ

 君は過去を悔いたことはないのかい?」

 

 

土「俺ァ 人生を後悔したことも

 やり直してェと思ったことも断じてない

 

 

 命が尽きるその時まで

 前を向いて走っていくだけだ」

 

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土「敦原…!戻ったか!?」

 

 

敦原「ここは…?屯所か」

 

敦「すみません 潜入バレちゃいました

 

 

 で なんか睡眠薬?

 打たれたとこまでは覚えてるんですが

 任務失敗ですよね~何も掴めませんでした」

 

土「いや 無事逮捕できたぞ

 危うくお前の後輩になるとこだったがな」

 

 

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土「万事屋 世話かけたな」

 

 

銀「ほんっと世話かかるわ

 なんで一緒に行かせてくんなかったの」

 

土「てめェを巻き込みたくなかったからよ」

 

 

銀「最後まで送り届けなかったこと

 めちゃ後悔したんだからな

 

 あああ 俺なんか

 あの薬打たれたら一発で頭真っ白だわ」

 

 

土「元から真っ白だろーが(物理)」

 

銀「もうホント後悔ばっかり

 

 

 あそこでヤメておけばとか

 隣の台に座ってればとか」

 

土「このパチンカスがァァァ!」

 

 

銀「でもこれだけは後悔してない

 土方くんに惚れて猛アタックしたこと

 

 

 土方くんも…

 だからリセットされなかったんだよね」

 

 

おしまい❤

 

土方さん お誕生日おめでとうございます!

 

 

これからも悔いのない人生を

 

※長くなったのでカットしちゃいましたが

メイド茶屋はあれからも営業を続けています。

記憶を元に戻す薬(敦原は飲んだ)も

ちゃんと開発されていたのですが

命を捨てたかった娘たちに飲ませるのは酷では

という周囲の判断でした。

 

しかも現在

「トイレは各部屋に設置されている」とあったように

従業員はかなり良い条件で暮らせているようです。

 

最後に面接室に来た娘は助けてくれた隊士に

トゥンク❤したもようオイ

 

新しい店長が決まるまで

銀さんが臨時の店長を任されていますが

従業員に給料が払えずまたもメイドの大群に襲われる

 

 

かもしれませんw