今日は、この書評をアップしました。
大前研一さんのベストセラーの中から、この一冊をご紹介します。
ロジカルシンキングという言葉は既に一般的になって、どの企業でも論理思考を重視する動きが出てきてますよね。
でも、私の体感では、まだまだ本当の論理思考が出来ている人は少ないと感じます。そもそも、日本人は論理思考が苦手。
学校でも、「答えのある」問題をいかに速く解くかにばかり注力し、実際のビジネス現場で当たり前の「答えのない」問題を解く訓練は皆無です。
だから、会社の上司も経営者までも、「頑張れば何とかなる！」などといった、全く論理的ではない考え方に縛られ、本質の問題が何なのか、本当に仮説が正しいのかについて議論すらしない人が多い。今回参画したプロジェクト（大企業向け）の中でも、イヤというほど感じる場面がありました。
そんな日本人的なモノの見方をしている方には衝撃的な、徹底した論理思考を学べる本です。
世界の大前研一さんが、何故あんなに物事の本質をついた提言ができるのか。
その謎を垣間みることが出来ますよ(^_^)
私も２回目に読んで、ようやくこの本のすごさが実感できたところです。
そして、まずデータによる裏付けを取り、根拠を提示して不信感を取り除くこと。
そのためには、そのデータの「証拠」を現場で調べ上げ、原因をしつこく探ること。
検証が出来た仮説は、ピラミッドストラクチャーで分解して、抜け漏れなく説明すると、ぐうの音も出なくなります（笑）。
3. 本質を見抜くプロセス
本当の原因を見つけなければ、正しい解決には至りません。
よく企業のトップが引責辞任をしますが、それは本質の解決法ではありません。
本当の原因を調べるためには、事実に忠実であることが大前提です。
事実に基づかない分析には、何の意味もありません。
だから、現場から事実を徹底的に調べ上げ、それを根拠として提示すれば、
考え方の違う人も納得せざるを得ません。
そのためには、そのデータの「証拠」を現場で調べ上げ、原因をしつこく探ること。
検証が出来た仮説は、ピラミッドストラクチャーで分解して、抜け漏れなく説明すると、ぐうの音も出なくなります（笑）。
3. 本質を見抜くプロセス
本当の原因を見つけなければ、正しい解決には至りません。
よく企業のトップが引責辞任をしますが、それは本質の解決法ではありません。
本当の原因を調べるためには、事実に忠実であることが大前提です。
事実に基づかない分析には、何の意味もありません。
だから、現場から事実を徹底的に調べ上げ、それを根拠として提示すれば、
考え方の違う人も納得せざるを得ません。
5. アイディア量産方程式
大前さんは、自らに天才的なひらめきは無い、と仰います。全ては論理思考の賜物だと。
全てを「当たり前」とは思わず、「もしかしたら」と考えることからひらめきは出る、と言います。
そのためにも、仮説→検証→実験のプロセスを何度も何度も繰り返すこと。
異質なものに触れたり、行った事の無いところへ行き、常に様々な状況下で「考える」クセをつけること。
6. 五年先を読む
皆様は、五年先の世の中を具体的にイメージできるでしょうか。
これは、想像力の問題ではなく、既存データから論理思考を活かして分析することで未来が的確に予測できるのだとか。そのためには、４つの成功パターンがあるそうです。
①事業領域を明確にする
②現状を分析し、仮説を立てる
③一つの結論に集中して実行する
④基本仮定を変えずに、やり通す
7. 開拓者の思考
大企業でも、「突然死」を遂げることがある時代です。
タワーレコードは、iPodとiTunesの普及によって倒産しました。
最初の提言に戻りますが、１９８５年以降は新しい経済なのだから、まだ専門家はいません。
だから大きなチャンスの時代だと、大前さんは主張します。
この本を読んで「チャンスだ！」と思った方は、迷わず行動し続けるメンタルを身につけて
欲しい、という暖かい言葉で結んでいます。頭でっかちに、人を批判するだけの評論家になってはいけません。
この本を読んで、世の中を変革する人が増えることを望んだ一冊です。
③実践へのアクション
1. 論理思考の基本的なアプローチを徹底的に反復する。
2. 実際のビジネス現場で、常に「人を動かせる」提言をできるよう意識する。
3. 論理思考を身につけることで、新しいチャンスを掴めることを理解する。
本日も最後までお読み頂き、誠に有り難うございました！
皆様との良きご縁に深く感謝申し上げます m - - m
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