千客万来のオマジナイ『盛り塩』。日本の料理屋、レストランなど飲食関連の店の前に、塩を三角錐型あるいは円錐型に盛って置いている、あれがシンガポールにも有りました


わたしの宿泊していたホテルのレストランで発見しました。

イメージ 1




イメージ 2

このガラスドアが、レストランへの入り口、

そのドアの内側に。


もともと日本における『塩をおく風習』は、古く奈良・平安の頃より有ったそうで、

縁起担ぎ、厄除けや魔除けの意味で玄関先や家の中に置かれ、

中国由来とは違う系譜であるようです。


一方、飲食店での『塩をおく風習』は、

日本古来の風習に、

中国は晋の武帝や秦の始皇帝の後宮の中に、賢い女性がいて、

その夜の寵愛を受けんとして、車を引く牛や羊が門前に止るよう、

好きな塩を置いたという、

如何にもな故事が合わさったようです。



わたしが中国本土に住んでいた頃には、

この飲食店の盛り塩を見た記憶が無いのですが、

古い言葉や風習は、都を遠く離れた辺境にこそ残るという原則が、

ここでも有ったのでしょうかね。


案外、オーナーが日本マニアだったのかも。


しかし、どうせ置くなら、ドアの外側だと思うけれどなぁ