人妻との再会 | 天狗と河童の妖怪漫才

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妖怪芸人「天狗と河童」の会話を覗いてみて下さい。
笑える下ネタ満載……の筈です。

食事の約束をした翌日の昼休み、人妻の友達から連絡があり、親友のTちゃんと合流したから食事の予定は明日にして欲しいとのこと。




当日のドタキャンである。



まぁ友達とは前にもそんなようなことがあったので仕方ない。




親友とも数年ぶりの再会なのだから直接会ったらつもる話もあるでしょう。




「わかった!楽しんでね」と電話を切った。




少しホッとした自分もいた。




なぜなら久しぶりに友達と会うのに髭を剃るのを忘れていたからだ。




むしろラッキーくらいの気持ちだった。




友達と会うのは何年ぶりだろうか?




甥っ子が産まれて婆ちゃんが亡くなった頃は友達と一緒だったので、6~7年ぶりに再会することになる。




やはり男としては格好良くなったと言われたい。




少年ジャンプ的な数年ぶりに仲間と再会すると成長して強くなってるアレなイメージである。




問題は人妻の友達はどんな感じなのだろうか?




お互いに43歳という世間一般ではオジサンとオバサンの年齢になる。




あの頃はお互いに35歳とかだったので肉体的に若かった。




友達のスッピンもメイクした顔も当時の記憶が残っている。




スッピンは少し幼さを感じる可愛い顔だった。




がっつりメイクをするとラメまで塗って大人の女性という感じだった。




当時の自分は世間知らずだったのもあり、友達が眉毛にタトゥーを入れてることにドン引きした記憶がある。




友達の美意識に対して引いたのだ。




ただ、それは誰に対してやっているのか?と尋ねたら自分の為の美意識だと友達は答えたので納得した思い出がある。




男は割りとモテたいからの美意識がある。




それが筋トレのガチ勢になると自分の為の美意識というステージになるのかもしれない。




当時はタトゥーに対する偏見もあった。




今では髪の生え際にタトゥーでメイクすることが男でもやっていること知識として理解した。




毎日眉毛を描く時に下書きとしてのタトゥーという合理的なことなんだとも理解できるようになった。




友達の美意識が高い理由は小さい頃からバレエを習っていて中学生まで10年くらいやっていたのもあるだろう。




小学校を早退して習うバレエガチ勢だったとか。



そんなこともあり小学校ではイジメられたり、母親とも確執がある。




そんなことはみんな誰しも人生は色々ある。




さて、とはいえ、久しぶりの再会は少し緊張するなと。




同窓会に呼ばれないので同世代の女子の塩梅がわからない。



同世代の女性芸能人をイメージしてみることにした。




ネットで調べると同世代にはMEGUMIがいた。




若い頃はグラビアアイドルでバラエティではトークも出来るマルチタレントのイメージである。




芸能人というのもあるが、動画で観てもそんなに老けてなかった。



というか40代でも美人だった。




美意識が高いとこんな感じなのか?と、これじゃあ緊張して上手く喋れなかったからどうしよう?と軽く不安にもなった。




そして、数年ぶりに友達と再会した。



全身に稲妻が走った。





ゴブリンじゃん……




つーか、完全にお婆ちゃんになっているじゃないか……




(´TωT`)