急に休みになっても収入が減るので困るけど、それは独立前から日給月給だったので独立後は単価が上がったのでよしとしましょう。
夜間の改修工事は時間内に終わらせないといけない制約があるのでなかなかハードなんですね。
Sさんからは夜間は外出できないから飲食は買ってきた方がいいと言われてて、作業は1時間くらいで終わると聞いてたのが実際に作業を開始したら6時間ぶっ通しで休憩無しでしたからね(笑)
お弁当に買った手巻きお稲荷さんセットを食べる暇さえありませんでした。
夜勤が始まる前に初めて顔を合わせた年配の担当者からは「どこの人?」みたいなマウント取られてさ。
Sさんが「4次の一人親方です」って紹介してくれてね。
それだけで終わらなくて年配の担当者からは「ちなみに資格は持ってるの?」言われてさ。
他の2人の担当者は「さすがにそれは持ってますよ」と限りなく(それは失礼ですよ)ってニュアンスで僕をフォローしてくれましたけど、独立して囲いの外に出るってこういうことなんですよ。
過去の実績とか信用とかは全てゼロになりますからね。
陽キャの代わりに来た職人という存在なんですよ。
Sさんの会社に下請けで来るレベルの職人という認識だから(資格は持ってない)という扱いをされるわけですね。
それもわかるんですよ。
A工事の職人って限られてますからね。
一定の人数しかいないんですよ。
ゼネコンの二部三部とかならC工事寄りの職人もいますけど、一部の職人はA工事の専属みたいな下請けの協力会社でも上位の会社が固定されてるわけです。
当然ながら普通に考えたらそういうA工事の職人が辞めるとは思わないし、ライバル会社の下請けに入るとは考えないからね。
職長クラスの人が一人親方ってあんまないからさ。
作業中も後ろでずっと見てるわけですよ。
そりゃね、信用もないから仕方ないわけでさ。
やっぱり若い時にプレッシャーのかかる場数を踏んどいて良かったなと思ったね。
一人親方だけど資格持ってるの?っていう目先の金目当てで独立したタイプじゃなくて僕はゴリゴリの一人親方なのでね。
仕事は出来て当たり前なので3時間くらいで終わらせたのよ。
Sさんと並んでやって僕の方がボリュームは少なかったのもあるけど、Sさんは休憩無しで6時間やってたからね。
担当者は3人いるから交代で休憩してて、担当者も途中でSさんに「休憩する?」って気を使ったらSさんは後ろを振り向かずに「休憩っていりますか?」って答えるのよ。
鉄人にもほどがあるなと(笑)
Sさんは煙草を吸わないってのがあるから余計にドはまりしちゃうのよ。
煙草を吸う時間を作る為のスピード感ではないわけね。
煙草を吸う職人は煙草を吸いたい、煙草を吸う時間を作るには目の前の作業手順はどうやろうか?っていう考えがあるのよ。
集中力の燃費というか、逆に喫煙者はヤニ切れしたらダメなんだけとさ(笑)
年配の担当者からのプレッシャーも仕事だけのことだからね。
その人が業界全体の体質まで変えれるわけじゃないからさ。
そう考えるとパワハラも限界があるよね。
仕事を覚えるまでは上からの負荷は必要だけど、その先の責任を上は持たないのよ。
そんで朝方に終わったんだけど、最近ドラクエウォークを始めた僕は目的地の設定を間違えてて、現場よりも少し先になってたから駅とは真逆に少しだけ歩いてから帰ったわけです。
高卒で上京した時はここまで歩けるとは思わなかった未来にいるわけですよ。
自分の職人という職業のレベルがいくつなのかわからないけど、もはや何をやってるのか説明すら難しいよね。
正月に田舎に帰ったときに甥っ子のお遊戯会の動画を見てさ。
僕の幼稚園から中学まで同級生だった友人の息子が甥っ子と同じクラスだったのよ。
兄貴は父兄参観みたいなので僕の友人と親しくなって「今度遊びに来て下さいよ」って言われたみたいだけど、僕も誘われたけど今さら何を喋ったらいいのかわからんのよね。
地元の時の流れと地元を離れた人間とは価値観も違う気がするのよね。
中学の友達なんて、たった3年間の付き合いだったわけでね。
地元で結婚した連中は自分の通った幼稚園や小学校に子供が通ってる年齢なわけだよ。
成人式の時点で子供が2人いたやつは子供が成人してるわけだからね。
50歳で独立した先輩の職人と話をして、その人も独身なんだけど、もう老後のことを考えてるわけよ。
猫を飼ってるんだけどさ(笑)
独身の男が猫を飼うようになったら終わりですよ(笑)
僕は元カノに猫の親権を取られて会わせてもらえませんけどね。
今年は可愛い子猫ちゃんと出会いたいですね。