今年のM1の感想を書こうと思います。
というかね、審査員の批判とかの方が話題になってるから感想の意味合いが違ってきてるから困るよね(笑)
お笑い好きとしてはさ、M1の感想とかブログに書くとしたら、各コンビのネタについて感想とかを書くわけじゃん。
で、それだけじゃ真面目過ぎてブログとして終われないから大会の全体的なことに触れて、それがブログとしてのオチみたいな持って行き方をするわけですよ。
そうなると、上沼恵美子には触れることになると思うのね。
もちろん芸人さんがネットに動画をアップする前の段階ですよ。
審査員の中では上沼恵美子に対して引っ掛かる点は確かにあったからさ。
審査結果の良い悪いじゃなく、存在感としてもね。
ただ、どのように上沼恵美子をイジルのかはブロガーの腕の見せどころじゃないですか。
でね、これはある程度のお笑い好きの素人からすれば上沼恵美子をイジったら平均点は取れるだろうなって思うわけ。
引っ掛かるアンテナはみんな同じだと思うからね。
だけど、プロの芸人さんは違うわけよ。
ここなのよ。
やっぱさ、プロの芸人はお笑い好きの素人の上を行かないとダメなんですよ。
そりゃモラルとしてはよろしくないと思いますけど、破滅型の芸人かもしれませんけど、芸人としては素人の考えを突き抜けて振り切ってなければダメなんですよね。
めちゃくちゃ批判されて本人たちも謝罪してるんでしょうけど、上沼恵美子イジリとしては間違いなく日本チャンピオンだったと僕は思います。
そりゃバランス取ってやるのも芸ですけど、芸人の嗅覚としては何も間違ってませんし、だからこそ彼らは芸人ですし、全ての上沼恵美子イジリを無効にしたわけです。
面白い面白くないは別としてね。
M1のあとの打ち上げみたいな番組も地上波では放送されてないから流れもよくわかりませんけどね。
霜降り明星が優勝したのは王道の復権みたいな感じがしましたけど。
決勝に残った9組でしたっけ?あの全てのコンビが同じ教室のクラスメイトだったとしても、霜降り明星はダントツの人気者だと思います。
華がありますし、教室の中の一軍の人気者がちゃんと優勝したなって感じですよ。
他のメンバーはクセが強いから、もちろん戦略としては仕方ないことですけどね。
M1は聖域みたいなとこありますから芸人が熱くなるのも大会として視聴者も面白いわけでさ。
なんというか、松本人志の呪縛から解放されたような新世代が台頭してきたような気がしましたね。
こっちも感性が若者とはもう違うからズレてる部分もあるとは思う。
霜降り明星はツッコミのフルコースだと思うんですよ。
僕が最初に思ったのは、東京ホテイソンのツッコミに似てるなって思った箇所が2つあったのよ。
だけど、あの2パターンを霜降り明星がツッコミとして(こんなんもうちできますよ)ってやられたら他のツッコミが売りのコンビがワンパターンに感じてしまうと思う。
ワンパターンからの変化球でツーパターンあるとしても、その2つを霜降り明星が球種として簡単に扱っていたら他のコンビは勝てませんからね。
漫才の方法論としてB&Bとツービートと紳助竜介の型が同時期に同じなのは別のコンビの型を3組が盗んだらしいのね。
他から盗むのは有りだとしたら、歴代から最新までツッコミの型は全て霜降り明星がコンプリートできますよ。
ツッコミのプラットホーム状態ですよ。
漫才としてボケは活字のネタじゃなく動画世代にこそウケるネタですからね。
だけどツッコミはワードとしても面白いって最強じゃん。
ボケに対して間を待てるツッコミは観てて安心感もあるからね。
ボケの内容じゃなくてツッコミが面白いってとこまではM1のときは気がつかなかったけど。
1つ1つのボケが新しいかって言ったら違うけど、やり方そのものが新しいから新鮮なんだろな。
ワードの湯加減が丁度いい感じ。
アドリブでも言いそうなラインをチョイスしてるから凄いと思う。
同じツッコミでも上田晋也とか山里のワードは噛まないと飲み込めないときがあるからね。
霜降りだから口の中で溶けるようにほぐれる感じ。
まぁ大会としては面白かったですね。
和牛のゾンビのネタは本当に面白かった。
あと残念だったのは上戸彩の衣装がね、今年は肌の露出が去年に比べて極端に少なかったことですよね。
妊娠でもしてるのかな?
上戸彩と元EXILEのHIROを合体させたような子供でしょうからね。
これは絶対にダメ~ではないですね(笑)
トムブラウンの合体ネタは面白かったですけどね。