アンビリーバボー | 天狗と河童の妖怪漫才

天狗と河童の妖怪漫才

妖怪芸人「天狗と河童」の会話を覗いてみて下さい。
笑える下ネタ満載……の筈です。

まさに奇跡体験といいますかね。



皆さんは先日のアンビリーバボーをご覧になりましたか?



番組を見逃した方の為に内容を簡単に説明しますね。



アメリカに住む20才の学生が、自宅からバイト先まで32キロの距離を歩いて向かったところ…、衝撃の結末を迎えるという、そんなお話です。



これがね、超ウルトラパッピーエンドだったわけですよ。



この青年の行動に全米が賞賛をするわけで、さらにはスタジオで番組MCをやっている剛力ちゃんも感動して泣いちゃってるわけですよ。



で、何が言いたいかと申しますと、この話、つい先日、ブログにも書きましたけど、僕もこれと全く同じ状況だったわけです。



僕も21キロの距離を歩いてるんですね。



それだけじゃなく話の展開も似てるし、共通点が多いわけよ。



だからこれさ、ひょっとしら剛力ちゃんも、俺に対しても同じように感動して泣いてくれると思うんだよね。



いや、俺もね、前々から剛力あやめはいい女だなぁとは思ってたのよ。



あやめって名前もいいじゃない。



俺ね、和風の名前が好きなんだよね。



ただまぁ、俺の携帯ってガラケーだから、剛力あやめが予測変換の漢字でフルネームが出てこないのよ。



携帯の予測変換に名前が登録されてこそ一流芸能人の証みたいなとこあるじゃん。



紗栄子は登録されてんだけどなぁ。



ダルビッシュ有もイケるのに、ある意味で繋がってるとは思うんだけど剛力あやめはダメなのよ。



これ一体どういう基準で一発変換の採用をしてるのか知らないけど。



小梅太夫も一発で変換できるのにさ、そこのボーダーラインがわからんよね。



一発屋芸人に負けるわけないと思うんだけど携帯メーカーがプログラムをした年代が基準になってるのかな?



そんなことよりも俺がいかに長距離を歩いたかってことを番組内容と比較して説明したいと思います。



まずね、番組の冒頭では青年がバイト先まで32キロを歩こうと決意して家を出たところまでは素直に同じ男として認めますよ。



引っ越しのアルバイトに向かう前日に青年の車が故障しちゃって、困って友人に相談してバイト先まで送ってもらおうとするも急用とかで無理になって、結果的に歩いて向かうことになったわけ。



しかもバイトの初日だったみたいで、休むわけにはいかないと。



で、彼は夜道を歩いていくわけ。



そんで野犬に襲われるくだりは割愛しますけど(笑)



途中で彼はパトカーに職務質問されるわけ。



夜道を歩いてる理由を説明したらポリスたちが関心して、彼をパトカーに乗せて近くのハンバーガー屋で飯をご馳走するわけです。



そんでポリスたちはもうすぐ交代の時間になるからバイト先までは連れていけないけどって少しだけ先の場所まで彼をパトカーで乗せていくわけですよ。



もうこの時点で彼は32キロ歩いてませんよ。



僕は21キロを歩いた男ですから、番組にヤラセがないかどうかを注目して見てましたからね。



三時間も歩き続けると足の裏にマメができるんですよ。



で、また彼も再び歩き続けたわけですが再現VTRだとフラフラで足を引きずって最後は道路に倒れたんですね。



あれは演出だと思うのよ。



フラフラになるまえに足の裏のマメが痛くてびっこ引いて歩くようになるからね。



そんで倒れた彼のところにまたパトカー来るわけ。



交代したポリスが引き継ぎのポリスに彼の話をしたらしくてね。



そっから彼はバイト先までパトカーで連れてってもらってるわけですよ。



だから32キロを歩こうと彼が決意したのは事実だけど、実際に歩いた距離は20キロにも満たないと思うわけ。



で、彼がどうなったかと言うと、引っ越しのバイト先の家に時間よりも早く着いたから荷造りの段取りを開始したと。



これもね、我々のような肉体労働の業界では【終わり仕舞い 】というやつです。



その日の決まった作業さえ終わったら帰れるわけで、そうなるとみんな休憩なしで早く終わらせて帰ろうとするわけ。



だから彼も荷造りの段取りを早く始めればそれだけ早く引っ越しも終わって帰れる考えなのよ。



その引っ越しを依頼したオバサンも彼の32キロを歩こうとした話に感動してクラウドファンディングを立ち上げて車の修理費用を集めようとしわけ。



それがFacebookで拡散したら日本円で一千万くらい集まったと。



それを彼はほとんど寄付したわけ。



教育関係の財団みたいなところにね。



彼は短大生で大学に通う費用は軍隊に入って稼ぐつもりだったと。



そしたら彼の32キロ歩いた話(実際には、ほぼパトカー)を聞いた大学から奨学金の返済無しで入学の許可が来たらしいのよ。



それだけじゃなくて、アルバイトをしてた引っ越し会社の社長が車でやってきて、その車を彼にプレゼントしたわけ。



社長が車の鍵を彼に渡して言うわけよ。




「この車は君にこそふさわしい」みたいなことをさ。



いやいやいや、あいつ32キロも歩いてないと。



パトカー乗ってましたやんと。



最終的には彼もインタビューに答えて言うわけよ。




「どんな困難にも最後まで諦めずに貫くことが大切なんだ」



アンビリーバボー!



い、いかがだったでしょうか……。



剛力ちゃん感動して泣いてましたけど、僕は自分の足だけで最後まで諦めずに意思を貫いて21キロを歩いたんですよ。



僕には途中で乗せてくれるポリスやパトカーは現れませんでしたけど、僕はね、警視庁の目の前を歩いてたんですよ(笑)



この差はなんなのか?と。



事件は会議室で起こってるんじゃない、現場で起こってるんだと。



あとはさ、彼はバイト先に向かって歩いてるわけよ。



それはバイトのお金が欲しいからでしょ。



僕はね遅刻して門前払い食らった帰り道に自宅まで歩いたわけ。



僕の方が歩く目的が純粋じゃないですか?



帰りの電車賃480円を得しただけで、4時間半も歩いたわけですよ。



仕事に対する責任感としては時間に間に合った彼の方が凄いかもしれませんけど、感覚としては彼と僕は同じなんです。



歩こうと決意した覚悟は同じなんですね。



ここは剛力ちゃんも感動してくれると思うわけ。



ただね、感動して泣いてる剛力ちゃんを悪く言う輩もいると思うのよ。



はいはい、好感度アップ狙ってご苦労様みたいなやつ。



お前いつまで90年代の芸能人イジリしてんだよって思うわけ。



剛力ちゃんは泣きながら感想を言ってたのよ。



社長さんが車をプレゼントしたのも感動しましたってさ。



ここだよね。



剛力あやめの真骨頂はここですよ。



(私は社長さんから車をプレゼントされると感動して泣いちゃいます)ってことでしょ。



【剛力ちゃん=社長=ZOZO】



くしくも時期的にはクリスマス前だからね。



彼に対する間接的な欲しいものアピールだと思うのよ。



私は車だけで充分感動して泣いちゃいますと。



これねZOZOは庶民の感覚と違うから、俺は剛力ちゃんは偉いと思うよ。



だって、彼氏はプライベートジェットとか持ってるわけでさ、月に行くとか言うわけでさ、クリスマスプレゼントとか困るじゃん。



高価なものを貰っても気持ちを同等に返せないからね。



そうなると、私は車でも感動します!ってなるわな。



車なんてキャバ嬢でも貢がれてるから芸能人なら別に変じゃないし、ZOZO的にも格が下がるわけじゃないでしょ。



だからあれは彼女なりのメッセージだと俺は思ったね。



32キロ歩こうする決意と月まで行こうするバイタリティって同じだからね。



女は嗅覚で男を嗅ぎ分けるんだろな。



そうすっと、俺にもいつかはZOZOさんの背中が見えてくると思うんだよね。



歩いてるうちは月には届かないけど、かぐや姫みたいな女の子もいるわけだよ。



諦めずに貫くってのは大変だけど、そういう生き方に憧れますね。