君のXXをたべたい2 | 天狗と河童の妖怪漫才

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妖怪芸人「天狗と河童」の会話を覗いてみて下さい。
笑える下ネタ満載……の筈です。

文庫本を買いましたよ。



【君の膵臓をたべたい】



税込みで700円ちょいしたかんね。



買って読むんだから好き勝手に批判するだけの免罪符はあるよ。



それで、ここからはネタバレになっちゃうから、まだ読んでないって人は、自分の乳首を捻って涙目のまま待機してて下さいね。



左右同時に捻って下さいね(笑)



で、本の1ページ目を捲ったら、もう字がビッシリなのよ。



とりあえず1回、閉じたよね(笑)



あれ?本、間違えたかな?思ってさ。



僕もあんまり小説とか読まない人だからさ、間違ってるかもしれないけど、なんていうのかな、小説に限らず、例えば音楽にしても、映画にしても、レストランのコース料理にしても、最初は軽いところから始まるじゃないですか。



これ、作者の人って童貞なんじゃねえか?って思うくらい1ページ目から字が多いのよ。



まだこっち濡れてねえからさ(笑)



まぁ童貞なら仕方ないかと、我慢して読もうとしたわけですね。



そしたらさ、一行目だよ、税込みで700円ちょい出してわざわざ買って来た文庫本の小説がだよ、最初の一行目でヒロインが死んでるだろ、これ。



クラスメイトってことで高校生の物語なんだろうけどさ、男女共学の高校に通ってる時点で許せませんね。



感情移入ができません。



なんですか男女共学ってのは?



不潔です。



そういう青春を謳歌したかったよ。



なぜ勉強をしなかった、なぜ中学のときに勉強をしなかったんだ俺は、勉強さえしていればヤンキーの巣窟で怯えながら思春期を過ごすこともなく、そんな学校生活なんかちっとも楽しくもなんともなかった。



なんつーか、彼女が死ぬのを分かってるのに、こいつから付き合ってた頃の話を聞くって、俺はそこまで野望じゃないからさ。



亡くなった彼女にも失礼だからさ、そういうのはちょっと無理だから、700円を返して下さい。



たぶん作者は高校生が亡くなることのリアルを知らないと思うんだな。



なんというか、読みたくないよ。



たぶん、その、亡くなったヒロインの女子高生の女心みたいなことが描かれてるんだろうけどさ。



人間が亡くなるってのは残された側も悲劇のヒロインなんだよね。



残された遺族には癒えることのない物語がずっと続いてるわけでさ。



主人公の男より家族の方がその抱える哀しみは計り知れない。



俺が主人公なら葬儀には出るよ。



というか、葬儀に出ない男はいないでしょ。



なんつーか、男をナメてんのか?みたいな。



葬儀には出ない理由があるのか知らないけど。



女から言われたのか葬儀には出ない約束をしたのか知らんけど。



冒頭から納得できないのよ。



主人公の自意識が同じ男として1ミリも理解できないわけ。



そういう非現実的な男のキャラクターを作ったんだろうけどね。



これ読むのしんどいわ。