君のXXを食べたい | 天狗と河童の妖怪漫才

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妖怪芸人「天狗と河童」の会話を覗いてみて下さい。
笑える下ネタ満載……の筈です。

イカれた彼女が【君の膵臓(すいぞう)を食べたい】を読めと言ってきた。



会社の人から薦められて渋々その本を読んだらしく、イカれたやつはヒネクレタ性格なので、よくある“難病モノ”みたいな読書家気取りの言い回しをするのだ。



そのようなスタンスで安全地帯から無責任に批判をするにしても、中2のオナニーじゃあるまいし、そんな手垢まみれのディスりをしている時点で“きみすい”なのである。



まぁこのように、まだ読んだこともない小説のタイトルを、しかも“きみすい”と省略して最後にぶっ込むあたりが、私の感性の素敵なところですよね。



「読まないなら批判すべきじゃない」
と、イカれたやつはこちらを煽ってくるのだが、僕としては、ナチュラルに“読まない”し“批判もしない”である。



「読んだら私の言いたいことが分かる」と言われても、そもそも本のタイトルがキチガイなので、何が言いたいのかって、そんなもん【君の膵臓を食べたい】なのは分かってるし、文才のあるサイコパスの日記帳みたいだし、読む前からこっちは完全に引いてるからね。



世間一般の人達は分かりませんけど、僕の職場は建設業のいわゆるガテン系の職場なんですね。



歴代の元ヤンキー達が活躍する職場なので、そのような環境で生活をしている僕としてはタイトルが現実的ではないと思うんですね。



小説ですからフィクションなのは分かりますが
【君の膵臓を食べたい】
そんなシャブ中みてぇなナメたこと口にしたら先輩たちからボコボコされますからね。



【君の膵臓を食べたい】


【アイドルのウンコを食べたい】



同音異義語ですからね。



【君のウンコを食べたい(仮)】が真実だと思いますよ。



そりゃコンプラ的に問題になりますよね。



子供が真似をしたらどうするんだ!とか。



イジメの原因になるだろ!とか。



ウンコは食べ物じゃない、飲み物だ!!とか。



色々と大人たちからのクレームが来るのは想定できますよ。



作者の先生にタイトルをウンコから変更しましょうと、お願いしますよね。



先生も作家ですから、頑固なとこありますから、先生ね、タイトルでウンコを食べるのはやめましょうよと、のっけからウンコ食べるのはもうやめましょ、これだとネタバレにもなっちゃうので、ウンコ以外なら問題ないので、内容はそのままでタイトルだけを変更する方向で、今回のは映画化の話もありますから、大人の事情もありますから、タイトルの変更だけ、先生、お願いしますね。



【君の肛門を食べたい】



ちょ、先生ね、あのぅ、肛門ってね、…ほぼ、ウンコなんですよ。



ダメです。



ダメですよ。



定番のクレームが来ますよ。



子供が真似したらどうすんだ!
イジメの原因になったらどうすんだ!
肛門は食べ物じゃない、舐めるもんだ!!



肛門を食べるくらいならウンコのがマシだ!!



…ねぇ、先生、もう一度だけタイトルを考え直して下さいね。



【君の大腸を食べたい】


あのねぇ、先生、大腸ってのは、ウンコを入れてる袋ですよ。



ほぼ、ウンコですよ。



いいですか?



大腸ってのは、ウンコのソーセージですからね。



先生はコーヒーにウンコを入れますか?



え?



それウインナーだって?



【君のウインナーを食べたい】



先生あのね、タイトルで変態が渋滞してんですよ。



タイトルでウンコ喰らってる時点で青春スカトロ小説だったのに【君のウインナーを食べたい】って、ここに来てガチホモのスカトロ文学で新境地を切り開くのはやめて下さいよ。



いいですか?ウンコはダメです、肛門もダメなんです、大腸でもダメですからね。



とにかく出来る限りウンコから離れて下さいよ、ウンコをボヤかす感じで、いやいや、膀胱だとストーリーの趣旨とタイトルが違って来るので…、ウンコとクロスオーバーさせるのは次回作でいいじゃないですか、ウンコからもっと離れたものを食べればいいじゃないですか…、例えば、その、膵臓?とかね。



【君の膵臓を食べたい】



やっぱり読む気がしませんね(笑)