天狗「…というわけでね、今回は女性読者からのキス祭を開催しようと思ってるわけですけどね!」
河童「それより漫才のタイトルがおかしいでしょ?」
天狗「俺だってキスして欲しいの!!」
河童「しかもさ、タイトルのキスして欲しいゾって、語尾を“ゾ”にしてる辺りが逆に必死じゃん(笑)」
天狗「女子の母性本能をくすぐりたいわけですよ。なりふり構ってられないわけですよ」
河童「でもさ、女の子からキスして貰うって幸せでしかないよね?」
天狗「これはね、正直ね、女の子がキスしてくれたら世の中から戦争とかなくなると思うんですよ」
河童「幸せな気持ちになるもんね」
天狗「だからね、これは世界平和の為のキスなんですよ。それを私がね、その代表としてね、女性読者の方からキッスをして貰うという素敵なイベントなんですね」
河童「決して不純な動機ではないと?」
天狗「当たり前じゃないですか!悩める男子たちにとっての生きる希望になるわけだよ」
河童「これで女の子からのキスがゼロだったらどうすんの?」
天狗「そりゃ恥ずかしいよ。もちろん生き恥を晒すことになるわな。ただね、これはさ、ネットとかリアルとかあるけど、人間関係って文字だけでも優しいんだってことを俺が証明してみようと」
河童「なるほどね」
天狗「…でもまぁ、女の子ってのはシャイだからねぇ(笑)」
河童「え?なに、その、保険みたいな言い訳してるじゃん」
天狗「いや、……万が一ってこともあるから…ね…」
河童「ブルってんじゃん!」
天狗「お願いします!!これが最後のお願いです!!どうか、天狗を、男にしてやって下さい!!キスして欲しいですゥゥゥ(涙)」
河童「どんだけキスして欲しいんだよ!!しかも、これ漫才でも何でもないだろ!もういいよ!!」