平らなものを平らげる | 天狗と河童の妖怪漫才

天狗と河童の妖怪漫才

妖怪芸人「天狗と河童」の会話を覗いてみて下さい。
笑える下ネタ満載……の筈です。

今日もまた、平べったい食べ物を探し回った。



顎が痛くて大きな口を開けて食べれないからである。



朝食。



平べったくて柔らかい朝食を求めてコンビニへ。



おにぎりはサイズとしてはアウトなので、パンもコッペパンみたいなやつは潰して平たくしてからじゃないと食べれないのである。



おにぎりも潰して平たくしたら食べれなくはないが、オカズまで到達する距離が遠いと思われる。


白米ゾーンをひたすらモグモグすることになる。



そして、オカズゾーンに入ってもそこを通過するには…おや?



サンドイッチがあるじゃないか!



気が付かなかった。



朝食にサンドイッチ。



平べったくて柔らかい。



正解はこれだったか、ありがとう、サンドイッチ伯爵。



ただね、昔から思ってるんだけど、コンビニのサンドイッチって値段が高いでしょ?



サンドイッチなのに、300円近くするじゃん。



これがスティックパンなら何本食べれるんだって話になるじゃないですか。



じゃあ、ステックパンならいいのか?と。



いや、これがね、朝食なんでね、時間との勝負なんですよ。



基本的にリスみたいに可愛く食べてるわけです。



なるべく顎の稼働域を少なく、顎を極力使わないように、リスみたいな食べ方をしてるわけで、そうなるとスティックパンはちょっと長過ぎる。



幅はもう少しあってもいいんだけど、厚みはギりなのよ。



普段なら二口か三口で食べれるけど今は時間がかかる。



やはり、サンドイッチかと。



問題は具だね。



サンドイッチが袋の中に2つ?2列?で1つになってるのがあってさ。



具が2つともタマゴのやつと、タマゴとツナの二種類入ってるやつ、この2択になりましてね。



値段はどっちも一緒だったから、やっぱ本来ならダブルタマゴのサンドイッチに行きたいわけですよ。



ボリュームがあるからね。



頭の中でイメージするわけです。



サンドイッチの食パンの部分はスポンジのように縮むから大きさとしては口に入るなと。



問題は具のタマゴの白身部分が上手く織り成してくれるかどうか。



途中でつっかえたら食パンのスポンジ効果で口には入ったものの、戻る力も働きますから、そうなると僕はサンドイッチをくわえたまま1日を過ごすことになる。



ここは、安全策でタマゴとツナのサンドイッチを選択することに。



今の僕にとって食べ物とは、そのボリュームよりも“圧縮率”が重要なのでね。



いかに、圧縮するかどうかに着目しているわけです。



この商品の圧縮率のコスパはどうなのか?と。



いかに平らであるかどうか。



サッカーの長友よりも僕の方が平好きですからね。



僕のアモーレですからね。



お昼はそばですね。



で、夜は戦略的ファミレスにしたんですよ。



サイゼリアですね。



サイゼリヤですか?



安くて平べったいでお馴染みのね(笑)



タラコのパスタと、きのこのピザを食べました。



麺類は細いから食べれるし、ピザも生地が薄いから食べれるわけです。



普段の当たり前の食事がいかに幸福だったことか…



肉を喰いたい、肉の塊にかぶり付きたい。



顎の有り難みがよくわかりました。



顎に優しい男になります。



圧縮率高め男子になります。



そうそう、サイゼリヤの隣のテーブルで40代くらいのオバサンが60代くらいのオバチャンにずっとスピリチュアルの話をしてたのよ。



60代のオバチャンはずっと相槌したりして、その話を聞いてるわけ。



そんで40代のオバサンはずっとスピリチュアルの説明をしてて、最初はラッキーカラーとか、守護霊のタイプみたいなやつをスマホで調べて、占いみたいな感じだったのがさ。



途中からは、人間には生まれ変わった回数があるとか言うわけ、知り合いの彼は60回生まれ変わったから、あと残り4回は人間に生まれ変われるとかね。



そんで、最後は性の話になるわけよ。



性欲とはなんの為にあるのか、女性禁制の場所があってどうのこうのとか、これちょっとやばいんじゃない?と。



60代のオバチャンの性欲に訴えかけてる感じの喋りなのね。



男も女も性欲があることは悪いことじゃないと、最近の若い男の子たちもそういうことを学ぶべきだと。



こっちとしてはさ、60代のオバチャンが騙されちゃうんじゃないかって心配に思うわけ。



スピリチュアルの話に対して反論したり疑問をぶつけたりしないで、ずっと黙って頷いて話を聞いてるタイプだからね。



健康とか寿命とか幸運とかの話にもオバチャンは黙って聞いてるだけで、さすがに性の話はどうなのか聞いててこっちも心配になるわけ。



若い男の子たちと遊べる楽園があるならついて行くのかな?と。



で、性の話もピークになってきて、最近の若い男の子たちの性の実態について40代のオバサンが説明をしようとしたのよ。



そしたらさ、それまでずっと黙ってた60代のオバチャンがついに口を開いたのよ!



40代「最近の若い男の子たちって、よく言われてるじゃない?性に対して興味のない、野菜系男子ってね、だけど…」



60代「…草食系ね」



そこはちゃんと突っ込むんかい!と(笑)



野菜系男子って、それはサイヤ人だもんね(笑)



でも草食系って言葉を知ってるってことは若い男に興味はあるんだろうね。



まぁ、ちなみにね、隣のテーブルに座ってるの男の子は、平べったい食系男子ですけどね(笑)