この世の全ては結果論 | 天狗と河童の妖怪漫才

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妖怪芸人「天狗と河童」の会話を覗いてみて下さい。
笑える下ネタ満載……の筈です。

“頑張れ”という励ましの言葉を嫌がるタイプの相手に対して、具体的なアドバイスをしたら「何も結果を出してないヤツに言われたくない」と返ってきたのである。



( ̄◇ ̄;)



これはイカれた彼女との話である。



定期的に“心が死んだ”とかイカれた内容のメールを送ってくるイカれたやつなのだが、なぜか俺の心までも死なそうとするのだ。



“何も結果を出してないヤツ”とは俺のことなのだろう。



さらには「頭を使う仕事をしてみたらいい」と、俺が肉体労働者だから仕事で頭を使ってないから自分の苦労や悩みを理解することが出来ないと言いたいのだろう。



「人にアドバイスできる立場か、説得力あるか、お前の言葉に信憑性があると証明できるのか」とボロクソに言ってくるのである。



「自分の理想論を押し付けてもいいのは自分が成功した人間だけだ」と、男の急所であるプライドを串刺しにされたわけである。



うるせーブス!!と小学生の男子のように言い返したいところだが、おっさんなのでそうもいかない。



というか、イカれたやつに対して俺が「ブス」と言ったのは付き合ってからトータルで4回しか言ったことはない。



長く付き合っているのだが、4年に1度のペースでしかブスとは言ってないのである。



人間としてあるまじき発言や行動をした時にだけブスと言うのである。



相手に刺さる言葉を言ってから、その真意を伝える目的の為にブスという魔法の言葉を使うのである。



ブスはブスなので仕方がない。



顔を選んで生まれてくることは不可能なので、そんなのはどーでもいいのだ。



俺の母親は贔屓目に見ても美人なので、そのせいか母親の口から他人の容姿に対する妬みや嫌みのような言葉を一切浴びることなく育ってきたので、美意識の方向性は人間としての内面にあるのだ。



デブなのも健康的なデブなら別にいいのだ。



イカれたやつも最初はガリガリに痩せていたので 健康的に太るのならその方がいいのだ。



意味がわからないのは“人生の中で最高に太ってる”と、デブがデブであることに落ち込むのである。



落ち込むデブと落ち込まないデブならば後者の方がいい。



落ち込む理由がテブなら素直に痩せればいいのだ。



どうしたら痩せられるかを素直にアドバイスを求めればいいのだ。



心や感性まで肥満になることの方が問題である。



そう、見た目ではなく、心のブスと心のデブは嫌なのだ。



これは抱けない。



本能的に繁殖したくなくなるので萎えるのだ。



クスリを使わずにクスリを使ってるのかと疑われるくらい痩せた俺からすれば痩せない人間など存在しないのである。



本気で痩せたいとは思ってないから痩せないのである。



俺は本気で痩せたいとは微塵も思ってないのに痩せたのだ。



これまでに様々なダイエットが発明されてきたとは思うが、失敗する理由としては、そのダイエットのネーミングからして太っているからだ。



太る理由は食欲なので、それは人間として当たり前の欲求である。



太っているのに痩せたいという欲求とは、人間の欲求に逆らうものなので失敗するのである。



ダイエット本やそのウノハウというものも、それをビジネスとして儲けたいという欲求が相手にはあるので、欲求同士が衝突することで目的と手段が皮下脂肪レベルで連動しないと考えられる。



私が提唱するダイエットとは【変態ダイエット】である。



変態になってもいいから痩せたいという発想の転換、思考レベルでの発汗、それを受け入れた段階で貴方はすでに痩せているのである。



イカれたやつが使う言葉はイカれているのだ。



“結果”や“成功”という言葉がある。



それが“成功した結果”なのか“結果的に成功した”のかでは流れそのものが違う。



成功した人間、結果を出した人間、その人間の立場や説得力や信憑性というものが証明されていること以外は受け入れないのである。



そのような人間の言葉を受け入れているのに、成功しない、結果が出ない、ことの方が矛盾している。



いや、それが失敗しているのだ。



同じ失敗をするのなら成功者の真似を、結果を出してる人間の言葉を受け入れるのは理解できる。



けれど、成功者の大半は時代に対するカウンター狙いで結果を出してる。



つまり、タイミングの問題なのだ。



そこには運の流れも当然ある。



全ての人類は父親のキンタマの中にいたのである。



父親のキンタマの中で受精するタイミングをいくら狙っていたとしても、それがオナニーのタイミングだったのならば、この世界で僕たち人類は出会えていなかったのだ。



人間として生まれてくることに成功や結果という言葉はよろしくない。



キンタマの中にいた時の記憶こそが、全ての人類が共感できる面白さなのだ。



同じ失敗をするのなら誰もやっていないことで失敗をするから誰も知らない結果を学べるのである。



何が成功で、何が結果なのか、それは本人が手柄を抱えている段階ではないと俺は思う。



むしろ、本人がこの世界から去った後も語り継がれる物語こそ人類にとって普遍的な価値があるのだと思う。



俺が肉体労働者だから頭を使う仕事のストレスを理解することが出来ないと言うが、それはお互いに結果は違うと思うのだ。



給料や年収という数字の多さだけを結果だと考えるのなら仕事の内容や人格などは関係なくなる。



仕事の結果が結果でしかないのだ。



収入が多い職人だから必ずしも腕がいいわけではない。



本当の価値は同じ職人にしかわからない。



データを改ざんしたり不正をしていても、バレなきゃわからないってのが収入や立場が違うだけで成功者の言葉として、説得力や信憑性がある言葉を操っている。



イカれたやつは会社を辞めてコンビニでアルバイトした方が楽だと言うが、俺はコンビニでアルバイトはできない。



あれだけの仕事の内容と貰える時給が合わないからだ。



強盗でも来たら殺されるのに、あの時給はありえない。



店長の名札をさげてるやつの接客態度が一番悪いのが資本主義の本質ってやつなんだろうけど。



イカれてるやつが俺の職場で働いても抱えるストレスは同じような結果になると思う。



逆に俺がイカれたやつの職場で働いたらその結果は違ってくると思う。



俺は言うべきことは上司にも言うからだ。



そこは肉体労働者の世界だと正論でも逆らうと殴られる可能性はある。



イカれたやつの職場では女だから逆らっても殴られることはないだろう。



“言っても何も変わらないから言わない”というのが、イカれたやつの出した結果なのだろう。



いや、正確にはまだ何も言ってないのだ。



言ってないから変わった後の世界を知らないのだ。



知らない世界に踏み込む覚悟がないのだ。



“心が死んだ”というが、その理由が明確ではないのだ。



このまま仕事を病めたまま辞められてもこっちが迷惑なのだ。



イカれたやつが俺の職場に来て俺の抱えるストレスを解決することは無理だろう。



収入や職業が人間としての能力の全てじゃないからだ。



逆に俺がイカれたやつの職場に行って上司や同僚たちを全員集めて“心が死んだ”問題を解決するのは無理ではないのだ。



イカれたやつはアルバイトから正社員になった会社で10年以上もクソ真面目に働いている。



根っ子がイカれてるくせに真面目に働くからストレスにもなるのだ。



実はここが重要で、真面目なやつがキレる説得力が職場では最強なのだ。



だけど人間ってのは卑怯な生き物だから、そうなると真面目なやつの説得力を使おうとする。



どうなるかと言うと、真面目なやつがキレるような状況に徐々に追い込まれることになるのだ。



もちろん真面目なやつが我慢することで、真面目なやつも我慢してるんだからという職場での負荷を自分が作り出していることを本人が自覚していないのもある。



まぁイカれたやつが本気でキレたら職場にいる男たちのプライドは崩壊してしまうだろう。



男の顔面をグーで殴れる女はイカれてると思う。



しかも今は太ってるから痩せてる男とならガチで喧嘩しても勝っちゃうと思う。



上司とか役職なんてものは会社組織での立場や収入という数字がゼロになったときに男としての本当の価値が見えてしまうのだ。



職場のストレスなんてそんなもんだろ。



上司の言う言葉に納得できないとか、自分より能力が低いやつが偉そうにしてるとか。



それをどうやって相手に伝えるかが難しいわけだ。



言うべきことを言った結果、それでも辞めるのなら後の責任は全て俺が取るから言えとアドバイスをするのだ。



言えないなら俺が言ってやると。



イカれたやつの職場の連中は長年付き合っている彼氏がいることは知ってるし、同じ班の人達とは会ったこともある。



職場の連中が俺の話を聞かない理由はなくなる。



どうも精神的に参ってるみたいなので、と代わりに説明をしに来た感じで下から行けば問題ない。



そんで、全員を集めた上で“心が死んだ”問題を根本的に何が原因かをみんなで議論すればいい。



それを録音して裁判で勝つという方法もあるだろうけど、やられたからには職場にいる全員の心を殺すことになる。



言葉という表現を使って、その相手だけではなく、その一族もろとも滅びるだけの抜くことの出来ない言葉を確実に突き刺していく。



これはやらないだけで、やることは可能なことなのだ。



イカれたやつも俺がそれをやることは不可能ではないと知っている。



世間知らずな女の為に2回も会社を辞めるような男なのだ。



そっからの人生は酷いもんだった。



ヤクザの会社で最終的には3ヶ月も給料を未払いのままそれでも俺は働いてきたのだ。



いろんなものを失った。



血が出るような結果を見せてやらないと理解ができないやつなのだ。



自分が無理やり辞めさせてルールで縛ったくせに今度は収入が少ないだとか肉体労働者だと罵ってくるのだ。



けれど、それが俺の結果であり、生き方なのだ。



それでも“心が死んだ”というのなら、俺がその結果で証明するしかない。



職場のやつ全員連れて来いと。



イカれたやつの出した結果はこうだった。



満月満月(大好きなアーティスト)みたいな包容力で、頑張ってるね、頭ポンポンってして欲しいだけなのに、お前なんなん?」



……。



はぁああああああ?



“頭ポンポン”だと?




頭ポンポンごときで男の人生をメチャクチャにすんのか…



俺は一体、今まで何を頑張ってきたんだ…



“心が死んだ”ってやつが頭ポンポンするだけで復活すんのか…



いや、もう、怖いんですけど…



自分、もう、女って生き物が怖いんすけど…



頭ポンポンして欲しいなら頭ポンポンして欲しいって言わないとわかんねえだろよ。



つーかさ、意識して頭ポンポンするか?



そういう不自然な振る舞いは何かしら疑われるだけだろ。



ほんと面倒くせーよ。



全てがバカバカしくなる。



俺の心が死んだ。