恋愛教室Z | 天狗と河童の妖怪漫才

天狗と河童の妖怪漫才

妖怪芸人「天狗と河童」の会話を覗いてみて下さい。
笑える下ネタ満載……の筈です。

壊れた洗濯機の件も解決したので、不動産屋の男が僕の部屋にやってきた話の続きをしよう。



その日は日曜日で、僕は朝早くから布団を干したり洗濯したり(この時はまだ動いてた)部屋の掃除をやってたわけですよ。



他人を部屋に招き入れる上での最低限のマナーとしてちゃんとやるわけです。



僕の中での最低限のラインですけどね。



で、営業マンの年上の男が時間通りにやってきたわけですよ。



たぶん向こうは営業マンですから客先へは訪問慣れしてますよね。



だけど、友達でもない男を部屋に入れるって嬉しくはないよね。



なんていうのかな?この自分の部屋に他人を受け入れる感覚ってさ、女の子が男に抱かれる時の感覚に近いんじゃないかな。



ビジネスの話だと割り切ってるから受け入れられる、みたいな。



相手が女の子でも自分の部屋に入れるってなると慎重になるよね。



僕の中にあるセコムが入室を許可しない場合があるからね。



退室しない子っているじゃないですか。



「帰りたくない」って言い出すパターンがあるわけでね。



これ最終的には何かしらの冤罪に捲き込まれる可能性もあるからね。



ただヤリたくて自分の部屋に女の子を連れ込むのってなんか下品じゃないですか。



そういう下品なセックスを僕はしたくないのよね。



男同士で喋ってても、こいつには抱かれたくねえなって思うからね。



そんな抱かれたくない男を僕の部屋に招き入れたわけです。



…というのが、先週の日曜日の話ですよ。



そこからまた1週間後に再び不動産屋の男と会って物件を実際に見てきたわけですね。



僕の知らない世界の話をずっと聞いてきたわけです。



不動産の話だけではなく金融のことだったり、資産運用や人生設計に至るまで知識のシャワーを浴び続けました。



勝ち組と負け組の違い、マネーという数字のカラクリについて基本的なことから学びました。



これについてこれから書く上で、僕が困っていることを先に言いますね。



勝ち組のやつらが読んで笑う文章でなければ、本当の笑いにはならないということです。



お金というモノの本質を捉えているのは勝ち組の人達なんですね。



このお金の仕組みや知識を全く知らなかった段階での僕の笑いのツボと、それらのことを最低限のレベルですけど知った後の僕の笑いのツボには、圧倒的な差が生まれているわけです。



ボケとツッコミが本質的な部分で成立しなくなるわけですよ。



なぜなら数字と公式には答えがあるわけでね。



難しいレベルの話だと理解は出来ないけど、感覚的なことでわかったことはある。



マネーゲームの必勝法とは何かということ。



それは自分よりもバカを見付けること。



バカを見付けた数がより多い人ほど、幸せになれるという真実。



学校教育そのものがバカだというツッコミの視点がある。



それって、どういうことですか?と、質問をした後の世界では笑う側の目線や視点が違ってくる。



不動産屋の彼は不動産という世界での知識としてはプロなわけです。



不動産を所有するには住宅ローン、つまり銀行から借金をするわけですね。



そこには当然ながら担保や保証や保険があるわけですが、これにも数字のカラクリがあるというわけですよ。



それらについての知識を僕は全く知らなかったわけです。



僕は高卒ですから当然ですよ。



僕もバカなりに、うっすらと最短距離だけは見えますよね。



だけど、このルートを全員に知らせない教育制度ってのはなんだ?と。



そしたら彼は言うわけですよ。



こういう知識は大学で経済学部を出た人、(何とかコンサルだか忘れたけど)そういうのを持ってる人は全員が知ってますよと。



不動産から金融から全ての知識を学んでいますからと。



僕の中で1つの答えが出たわけですよ。



大学で経済学部を出たやつは勝ち組が確定していると。



幸せになる目的で目指すべき最短距離とは、大学で経済学部に入ることなのよ。



これを誰も高卒には教えてくれないわけですよ。



終身雇用の時代なら高度成長期を走り抜けた世代ならば、高卒でもそれなりの幸せがあったと思いますよ。



年金問題が少子化問題と繋がって、老後の生活が現在の数字から破綻することが確定している層が多いと。



この事実を少なくとも、大卒で経済学部を出たやつは知ってるわけですよ。



僕の例えは的確ではないと思いますけど、これが戦争だったらそれって死ぬ層だと思うんですよ。


これだけの数の犠牲者は出るけど、ここの戦局では勝てる勝算はあるよと。



不動産屋の彼が僕に言うわけよ。



「僕は偽善者じゃありませんから」と。



「僕もボランティアでやってるわけではないんです」と。



それってさ、ようするに“戦争はまだ終わってなんかないんだ”ってことでしょ?



感覚でしかわからないけどさ。



僕はまだ頭の中が整理できてないのよ。



言語化できないわけ。



恋愛教室ってタイトルでブログを書いてきたけど、僕には愛を語る資格すらないのかもしれない。



衣食住に関連する仕事はなくならないと彼は言うけど、それら全てに共通するのはお金じゃないですか。



お金という数字で人間の寿命という限られた時間で計算をしなきゃいけないわけよ。



頭がパッカーンってなってる状態なんですよ。



なんかさ、日本人は優しくねえなって思えてきたのよ。



自殺する必要なんかねえじゃん。



仕事で命を落とす必要もねえじゃん。



俺ただのバカ野郎じゃん。



なんだこのクソブログわ!!



全然違うじゃねえかよ!!



俺があまりにバカ過ぎて不動産屋も困ってんじゃねえかよ。



日本人は世界一冷たい連中だな。



とんでもねえな。



バカで死ぬって本当にあるんだな。



これだけはハッキリ言えるよ。



自殺する必要は何もない。



教育評論家って肩書きのやつが一番の悪党だよ。



数字、数式、公式、ロジック、これを知ってるくせにバカには教えねえってことは、バカは死ねってことだろ。



非情になることが必要悪じゃなくて、バカが死ぬのは当たり前のことじゃん。



地球の生態系の営みでしかないわけじゃん。



優先順位も全て変わってくる。



銀行ローンもゾゾタウンも覚醒剤も同じことだよ。



頭パッカーンだよ。



俺もう寝るわ