体は正直 | 天狗と河童の妖怪漫才

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私は下手




僕は感情が顔に出るタイプらしいので、自分の気持ちにウソをつくのが下手なんでしょうね。



職場の先輩からも「顔が納得してない」と言われることもあります。



休憩の時になって僕がいない日に施工方法が変更になったことを伝えてなかったと笑いながら謝られましたけどね。



ここが重要なんですよ。



やっぱり体は正直だなと。



それと仕事でウソをつくと信頼関係が破綻しますからね。



お金よりも信頼を失うほうが笑えなくなるんですよ。



ウソつく人は反省の言葉も「間違えました」とか「ミスしました」とか言いますけど、そこじゃないんですよ。



「ウソついてました」と言って欲しいんですよ。



お金が欲しい人は出来ない仕事も「出来ます!!」って言うのよ。



知らないことを知らないと言えないんですよ。



そりゃ仕事ってのはお金を稼ぐことが目的だとは思いますけどね。



セックスするじゃないですか。



ちんこが立たないんですよ。



愕然としましたね。



ついにこの時が来たかと。



セックスをしたいのに、チンコが立たない訳ですよ。



している最中にも中折れしたんですよ。



これには男としての自信がなくなりましたね。



頭ではむちゃくちゃセックスがしたいのに、亀の頭ではしたくないんかい!と。



お前どうしたんだ!!と。


女が男に求めてるのは金や名声よりも、結局は硬さなんだぞ!!と。



頼むから勃起してくれ!!



勃ちやがれぇぇえええーっ!!



くそぅ、ダメか…



なんでだよ…



まさか自分のチンコに裏切られるとは…。



小さい頃からずっと一緒に過ごしてきたのに…。



嬉しい時も悲しい時もいつも側にいてくれたのに…。



高い所が苦手ですぐに縮みあがってたのに…。



完全に皮が剥けた時はあんなに頼もしかったのに…。



一体どうしたっていうんだ?



何があったんだ?



悪いのはお前じゃなくて、キンタマか?



キンタマがストライキでもやってるのか?



このままだと俺は一生、セックスができなくなる。



そりゃ、バイアグラや精力剤という薬に頼る方法もあるかもしれない。



だけど、それでは男としての自信を取り戻すことは不可能だ。



なんだこれは。



まさかの童貞帰りだな。



こんなことで人生をつまずくとは思わなかった。



クンニをしたら当然フェラチオしてくれると思っていた。



というか、シックスナインがしたかった。



こんなに孤独を感じるセックスはなかった。



冬山を何の装備もなく1人で登っているような吹雪にも似た恐怖感に全身が包まれた。



ウソだろ?



氷壁にピッケルが刺さらない。



ピッケルもペグも柔らかい。



使い物にならない。



どうしちまったんだ?



諦めて引き返すもテントがない。



朝はあんなに立派なテントが勃ってたのに…



…参ったな。



アソコが大きいから勃起するにはそれだけ血液の量が必要になるだろう。



こんなことで不安を感じるとは思わなかった。



チンコから魂が抜けてしまったようだ。



これが老いなのかなぁ。



考え過ぎなのかなぁ。



体は正直だとは言うけど、薬に頼って勃起させるのはウソだと思うのよ。



こんなに凹むとは思わなかった。



再び凸つ日は来るのだろうか?