天狗と河童~クソ漫才~ | 天狗と河童の妖怪漫才

天狗と河童の妖怪漫才

妖怪芸人「天狗と河童」の会話を覗いてみて下さい。
笑える下ネタ満載……の筈です。

これまで飼ったことのあるペット教えてブログネタ:これまで飼ったことのあるペット教えて 参加中




河童「あれ?久しぶりの登場だけど…」



天狗「ん?どうなってんだ?」



河童「ブログネタを読むと【これまで飼ったことあるペット教えて】って書いてあるけど…」



天狗「もしかして、俺達がペットだって言うのか?」



河童「そーゆーことなの!?」



天狗「あいつまた現実逃避してんだろ?」



河童「彼女さんのメンタルが限界なんじゃないの?」



天狗「あんなメンヘラのサゲマン、とっとと別れちまえばいいんだよ」



河童「いやいや、別れ話なんかしたら殺されちゃうからね(笑)」



天狗「そっか、あいつが死ぬと俺達まで死んじゃうもんなぁ」



河童「笑わせてる時間が長ければ、それだけ2人の寿命は伸びる訳だからね」



天狗「命懸けで笑わせるって限界があるだろ?」



河童「それでも常に面白いことを考えてないと、いざって時に頭が回らなくなるからね」



天狗「あいつの彼女はテレビが面白くねえからって2ちゃんとか見て笑ってるけど、それは粗悪なドラッグと一緒だからな」



河童「過激な書き込みに対して笑うことと、その内容に共感して笑うことの区別がつかなくなったらヤバいもんね」



天狗「素人の無責任な垂れ流しの表現ってのは、手加減も配慮もないからな」



河童「この前も彼女さんに電話で説教したらしいよ」



天狗「深夜に1時間45分も笑いについて熱く語ったらしいな」



河童「彼女さんからTwitterで拾った画像がメールで送られてきたんでしょ?」


天狗「なんか気象庁が記者会見してる画像だったらしいな」



河童「それに対してキレたんだよね?どんな画像だったの?」



天狗「気象庁の記者会見をしてるおっさんの髪型が、バーコードが横じゃなく全部、縦に…」



河童「それは面白いんじゃないの?」



天狗「その画像に対して【頭が気になって内容が入ってこない】みたいな、写真に一言だったのよ」



河童「別に大喜利としては悪くないんじゃないの?」



天狗「その画像が送られてきた時期ってのが、川の堤防が決壊したニュースが流れてた頃なんだよ」



河童「それで気象庁が記者会見した時の画像なんだね」



天狗「その画像にもテロップで小さく気象庁って文字が入ってるからな」


河童「それがTwitterで出回ってたみたいね」



天狗「あいつはTwitterとかやらないからさ。知らない訳だよ。Twitterの仕組みとかな」



河童「それを彼女さんが面白いと思ってあいつに送ってきた訳だね」



天狗「そりゃわざわざ送ってくるくらいだから、面白い何かがあると思って見るわな」



河童「期待するよね」



天狗「こんなもん笑えねーだろ!と」



河童「そこはキレちゃうんだ」



天狗「まず髪型が目につくのはわかるよ。これが謝罪会見なら面白いとは思うよ。でも、気象庁の記者会見って書いてあるからね」



河童「意味合いが違ってくるよね」



天狗「コンマ何秒の世界だけど、縦のバーコードと気象庁のテロップで何を思うよ?」



河童「タイミングとしては大雨についての記者会見だなって思うよね」



天狗「だろ?てことは、この縦のバーコード頭は雨に濡れてなったと思うじゃんか?その髪型を整える暇だとか、そのことすら忘れて目の前の情報だけを真剣に伝えようする男の意志が読み取れる訳だよ」



河童「なるほどね」



天狗「気象庁としての責任感もあるし、あの状況下では身だしなみを整える動作すら本人は不謹慎だと思ったかもしれないからな」



河童「あの家とか流される映像とか見たらそうなるよね」



天狗「それに画像なんてのは合成の可能性もあるからな」



河童「画像を誰が作ったのかもわからないからね」



天狗「お題がすでにボケてたら、そこは大喜利の中での大喜利になるからな」



河童「ノリ突っ込みとかノリボケになるよね」



天狗「でも、タイミング的にはリアルな訳だよ。記者会見というフレームで笑いにしてる時点で、なにが面白いのかを見極める訳だよ。そこで想像力に愛がないやつってのはネガティブな笑いに吸い込まれていくんだよ」



河童「なんか難しいな」


天狗「Twitterってのはバカ発見器らしいけど、そこでの笑いの表現だけでも愛がないやつはわかるのよ」



河童「まぁ面白いかどうかは本人の自由じゃないの?」



天狗「この記者会見のニュースをリアルタイムで見てたやつが、髪型が気になるって気持ちはわかるのよ」



河童「確かにインパクトがあるもんね」



天狗「その“おかしみ”の捉え方と想像力と表現力に愛が足りないのよ」


河童「たぶん、この話すら誰にも伝わらない話だと思うよ」



天狗「例えば、結婚式で新婦の父親が登場した時に、礼服にはとても似合わない、ごついベルトをしてたらどう思う?」



河童「うわっ、あの親父センスねえな…」



天狗「それは単純にツッコミとしては正解だよ。ただ情報が増えると捉え方は違ってくるからな」


河童「どんな?」



天狗「その礼服には似合わない、ごついベルトが、新婦である娘が父親にプレゼントしてくれたベルトだったら、どう思う?」



河童「…感動します」



天狗「礼服に似合わねえことを承知の上で、父親として娘に対する最後の不器用な感謝のメッセージだと思わないか?」



河童「なるほど」



天狗「これが素人の笑いと、プロの芸人の圧倒的な差なんだよ。1つの絵から瞬時に全てを汲み取って、その中で必ず最後には愛のある方向に持って行くんだよ」



河童「圧倒的な愛が先にある場合は逆に行く訳だね」



天狗「同じ素人でも、お笑い好きとしてはその浅い笑いが許せなかったんだろうよ。だから彼女に1時間45分も長々と説教したんだろうな」



河童「でも頭が悪いから説明するのは下手なんだよね」



天狗「そういうやつのことをフォローしてることにも軽く嫉妬したんだろうな」



河童「あいつはいまだにTwitterの仕組みをよくわかってないからね」



天狗「彼女の言い訳としては『頭しか見てなかった』と言われて、それで更に怒ったみたいだけど」




河童「もう許してやれよ」



天狗「それはそれで画像を作ったやつに失礼だからな。そこは別問題だからな」



河童「そこは感性の問題だから仕方ないよ。それでも笑ったならいいじゃん」



天狗「そんなもんは心療内科で薬漬けにされるのと一緒だと言いたい訳だよ」



河童「いや、そういうのは話が重くなるからね」


天狗「関係ねえよ。あいつが勝手に現実逃避して俺達を呼び出したんだからよ。好きにやらせてもらうぜ」



河童「また削除されちゃうよ」



天狗「関係ねえよ。2ちゃんが何だってんだよ。Twitterが何だってんだよ。テレビが面白くねえなら俺が笑わせてやるよ」



河童「どうせ下ネタなんでしょ?」



天狗「下ネタだろうと何だろうと、目の前の命を救えるなら神様のウンコだって食ってやるよ」



河童「いや、それ下ネタっていうか、スカトロだから…それに神様はウンコしないと思うよ」



天狗「ウンコの神様だよ」



河童「は?」



天狗「ウンコの神様のウンコを食ってやるよ」



河童「意味がわかんねーよ」



天狗「ウンコの神様のウンコを食った俺のウンコをお前が食えよ」



河童「なんでだよ!!」



天狗「じゃあ、とりあえずウンコ食えよ」



河童「だから、何でだよ!!」



天狗「これがウンコ漫才だろ?」



河童「知らねえよ!どんな漫才だよ!!」



天狗「クソ漫才にちょっと似てる」



河童「どっちも嫌だわ!!ちょっとの違いも興味ねぇーし!!」



天狗「僕らまだまだ若手のウンチ漫才ですけどね」



河童「可愛く言っても許されねえよ!!
いい加減にしろ!!」