最近ちょいちょいテレビで見掛ける芸人さんなんですけど、ネタとか見たことなくて気になってたんです。
で、YouTubeでざっくりと見て思ったんですよ。
これが、お笑い芸人の最終形態なんじゃないかと。
進化系なのかな？
若手なんで尖ってるのは、お笑い好きの視聴者としては嬉しいのよ。
どんなジャンルの新人でも尖ってないと面白くないからね。
今の若手がボキャブラ世代の分厚い層を突き破るのは難しいじゃないですか。
で、彼はいじられキャラなんですけど、それでも先輩に対してタメ口みたいな生意気な感じなんですよ。
これね、ヤンキーの視聴者層には間違いなくウケますね。
どこまで計算してるのかわからないんですけど、前歯折れてる免罪符って最強じゃないですか。
生意気＝だから殴られて前歯が 折れてるのか？＝しょうがねえやつだな(笑)
という説得力があるんですよ。
それに体が細くてメガネで滑舌も悪くて声もヘンテコで何を言ってるかよくわからないという 、つまり見た目は喧嘩が弱そうなんです。
でも目付きが悪くて生意気という面白さ。
その先輩に対しても生意気な態度というのが、まるでネットの住民を具現化したような感じになるんですよ。
そうなると彼に対して、全世代が笑ってもいい対象になる訳ですよ。
ただね、そうなると彼をいじる側の芸人に対して視聴者からは、いじる才能があるのかどうかを見られてしまうのよ。
これってギャグとリアリティーの、ギリギリのラインを狙うのって１番難しいからね。
なにこの構図。
彼はひょっとしたら天才なのか？
というか、どのバラエティー番組に出しても起爆剤になるのは間違いないのよ。
もしかしたら、テレビの抱えてる壁をぶち壊す存在になるかも知れない。
先輩芸人が真剣を抜いても笑いが取れる逸材なのかも知れない。
テレビって、単純にこういうやつが見たかったんだよね。
極楽とんぼ復活しないかなぁ。
やっぱり芸人は尖ってないと面白くないね。