天狗と河童~ガテン系の半沢直樹~ | 天狗と河童の妖怪漫才

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妖怪芸人「天狗と河童」の会話を覗いてみて下さい。
笑える下ネタ満載……の筈です。

『半沢直樹』の最終回、観た?ブログネタ:『半沢直樹』の最終回、観た? 参加中

私は観てない



天狗「ガテン系の職場では“半沢直樹”って話題にもならないのよね」



河童「誰も見てないのかな?」



天狗「俺も見てないから何とも言えないけど、おそらくサラリーマンが半沢直樹を見て共感する部分が、ガテン系の職人にはないのかもしれない」


河童「花の負け組だもんね」



天狗「そうそう、出向する先もねえ(笑)ってオイ!職人バカにしてんのか?」


河童「でもさ、上司に対する怒りみたいなのはガテン系でもあるでしょ?」



天狗「“やられたらやり返す、倍返しだ”は、職人の世界では非常に危険な思想だからね。みんな腰に刃物や鈍器をぶら下げてる状態な訳だからさ」


河童「暴力的なことじゃねーよ」



天狗「ガテン系の職人っていうのは基本的に元ヤンの集まりですからね。真面目そうに見えても更生した人だとか、本職のヤクザもいますから現場での下手な振る舞いは土下座じゃ済まされないことになる」



河童「ようするに半沢直樹はインテリヤクザの世界で、ガテン系は武闘派ヤクザの世界ってことだね」



天狗「施主は神様です」


河童「半沢直樹は、その施主に金を貸す側の話だからね」



天狗「天上人の世界じゃないですか。もはや神話の世界じゃないですか」



河童「銀行だから扱う金額も桁違いだもんね」



天狗「まぁ僕らもスロットを打つ時の千円札は、ただの紙切れにしか思わないですけどね」



河童「全然意味が違うわ!!仕事と遊びを一緒にすんなよ」



天狗「半沢様と僕らでは住む世界が違いますからね」



河童「卑屈になるなよ」


天狗「所詮、僕らはビス1本とかナット1個の世界ですから…。たかだか5㎜の違いで泣きそうになりますからね。表と裏を間違えたやつなんかは、ぶん殴られてましたからね」



河童「どんな仕事でも社会から必要とされてるんだからいいじゃないの?」


天狗「世間の人はそんなことには気付いちゃくれないのだよ」



河童「そうかな?」



天狗「肩書きに弱い女っているだろ?」



河童「男でもいるよね」


天狗「まず僕らは相手にされないよね。電車でもスーツを着てないだけで汚物を見るように避けられる。どんなにお洒落な場所や綺麗なモノでも、それを作ったのは君たちが汚物扱いをする“名も無き汚いおっさん達”だというのに…」



河童「いや、それは単純に汚いおっさんが悪いんだよ」



天狗「手が汚れているという理由で風俗の入店を拒否されたおっさんだっている」



河童「だからそれは汚れてる方が悪いんだってば」



天狗「金があっても俺らみたいな職業は女を抱くことすら許されないと言うのか!」



河童「その考え方がおかしいだろ!身も心も全部汚れきってるからね」



天狗「僕らにできることといえば、倍返しのクンニですよ」



河童「どうでもいいよ」



天狗「やられたらやり返す訳ですよ」



河童「いい加減にしろ!!」





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