ブログネタ：RPGの世界にいるなら何の職業に就きたい？ 参加中私はその他派
天狗「専業主婦だな」
河童「そんな職業ねーよ！」
天狗「専業主婦も立派な職業ですけど？」
河童「ＲＰＧの世界に専業主婦なんて職業は存在しないよ」
天狗「専業主婦を仲間にすると色々と助かりますよ」
河童「そもそも専業主婦って戦えるの？」
天狗「姑という名のボスと日夜戦ってますよ」
河童「だからＲＰＧの世界に姑も出てこないからね。モンスターとのバトルになったら専業主婦はどうするの？コマンドは【逃げる】しか表示されないよね」
天狗「そんなことないよ。専業主婦だってちゃんとモンスターと戦えるからね」
河童「どうやって戦うの？コマンドは何と表示されるの？」
天狗「【警察に通報する】」
河童「モンスターなめてんのか！警察を呼んで解決できるならＲＰＧとしてはクソゲーだろ!!」
天狗「【旦那の帰りを待つ】」
河童「なら旅に出るな!!ずっと家にいろ!!」
天狗「【昼ドラを見る】」
河童「戦闘の邪魔だよ!!」
天狗「【今から近所のママ友達とお茶してきます】」
河童「知らねーよ！戦闘中に、どこ行ってんだよ！」
天狗「≪専業主婦はストレスを発散した≫」
河童「誰が特すんだよ!!回復の呪文とか仲間に役立つことできないのか？」
天狗「≪専業主婦は勇者のマントにアイロンをかけ始めた≫」
河童「戦闘中にやることじゃないよな？守備力とか下がるからな」
天狗「≪専業主婦はリンゴを剥き始めた≫」
河童「まぁそういうことなら助かるけどね」
天狗「【ウサギさんにする】【塩水に浸す】【人数分の楊枝をさす】」
河童「どうでもいいわ!!」
天狗「【今夜は鍋でいいかしら？】」
河童「まず、目の前のモンスター倒そうぜ…」
天狗「【家族が増えることになりました】」
河童「それはおめでたいことだけどさ…」
天狗「≪専業主婦は悪阻の吐き気に体力を奪われた≫」
河童「いよいよモンスターと戦ってる場合じゃないよね？【出産】するまで戦闘には参加できないよ」
天狗「≪専業主婦は妊娠している。まだ幼い長男坊の育児と家事の両立、更には両親の介護で身も心もボロボロになった≫」
河童「大丈夫なのか？」
天狗「≪専業主婦は円形脱毛症になった≫」
河童「誰か助けてやれよ！旦那は何をしてるんだよ!!」
天狗「≪旦那はアイロン掛けの終わった勇者のマントをひるがえした≫」
河童「勇者が旦那だったのかよ!?」
天狗「≪勇者は昔、遊び人だった≫」
河童「アイロンかけてもらってる相手に苦労ばっかりかけてたのかよ」
天狗「≪勇者はモンスターに立ち向かった。しかし、アイテムは底をついた。ＨＰもＭＰも残り僅かしか残っていない≫」
河童「まだレベルが低かったんだよ。レベルを上げてからまた挑戦したほうがいいよ。もう見てらんないよ」
天狗「≪専業主婦は命懸けで出産に挑んだ≫」
河童「もう、どうしたらいいの？」
天狗「≪勇者の剣は折れた。勇者の盾は割れた。勇者の兜は吹き飛んだ。勇者のマントは血で汚れた…≫」
河童「…マジかよ。あとほんの一撃で倒せたのに…もっとレベルをあげとけば…」
天狗「≪赤ん坊は産声をあげた≫」
河童「赤ちゃん無事に産まれたんだね。専業主婦はよく頑張ったよ」
天狗「≪専業主婦の元に旦那がやってきた。そして専業主婦を優しく抱き締めた≫」
河童「あれ旦那？勇者は死んでしまったよね…？まさか出産で専業主婦までも……」
天狗「≪勇者と専業主婦のレベルがあがった≫」
河童「どういうこと？モンスターを倒したの？ＨＰをどうやって回復したの？勇者の剣が折れてるのに、どうやってモンスターを倒したっていうの？」
天狗「≪倒れたモンスターの側には、食べかけのウサギの形をしたリンゴと人数分の楊枝が落ちていた≫」
河童「まさか…ウサギの形のリンゴを食べて、楊枝でモンスターを倒したっていうの!?」
天狗「≪勇者は病室で【リンゴを剥いた】モンスターみたいな形のリンゴになった。専業主婦はそれを見て【優しく微笑んだ】いつもより、リンゴが【しょっぱい】のは、なぜだろうか……≫」
河童「いいなぁ。俺も専業主婦を仲間にしたくなったよ!!」
天狗「お前がいうと人妻を狙ってるようにしか聞こえないよ」
河童「【人妻と不倫したい】って何でだよ!!」
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