天狗と河童~包茎の治し方~ | 天狗と河童の妖怪漫才

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妖怪芸人「天狗と河童」の会話を覗いてみて下さい。
笑える下ネタ満載……の筈です。

高校生のうちにやっておくべきことブログネタ:高校生のうちにやっておくべきこと 参加中




天狗「この記事を現役の高校生が読む可能性もあるから無責任なことは言えないよな」



河童「そうだね。高校生のうちにやっておくべきことか…」



天狗「童貞を捨てろとか、そんな甘ったるいことじゃないよな。よし、たまには真面目な話をしようか」



河童「真面目な話をしたことがないよね!?無理だよね?大丈夫なの?」



天狗「若い連中に自分の未練を押し付けてもしょうがないと思うんだよ。だからといって、勉強しろだとか、友達たくさん作れとか、恋愛しろとか、将来について真面目に考えろとか、高校生の時に感じた真夜中の悶々とした葛藤ってやつは、そういうことじゃなかっただろ?」


河童「“高校生のうちにやっておくべきこと”なんだからアドバイスとしては間違ってないよ」



天狗「俺が伝えたいことは、そんなことじゃないんだよ!!自分と同じ境遇のやつにしか響かないことがある。自分の傷を隠したままじゃ説得力が相手の想像力を超えることはない。俺は傷を晒す。そういう訳で『俺は違う!!』というヤツは、ここから先は読まなくていい」



河童「ちょっと意味がわからないよ。さっきから何が言いたいの?一体、誰に向けて語ってるの?」



天狗「カントン包茎の諸君に向けてだよ」



河童「は?」



天狗「カントン包茎の諸君に“剥けて”だよ」



河童「……。」



天狗「おっと、君達にとっては笑えないジョークだったろうね。すまない」



河童「……。」



天狗「私はね、手術をせずにズル剥けになった漢(おとこ)なのだよ。そう、あの“ズル剥け”にね」



河童「……無理して読まなくていいからな」



天狗「さてと、何から話をしようか?そうそう、最近お洒落なカフェが駅前にできたんだよ。そこのパンケーキがとっても…」



河童「おい!!」



天狗「ん?どうしたんだい?」



河童「お前さ、同じ境遇のやつに自分の傷を晒すんじゃなかったのか?パンケーキのくだりいらないよな?つーかさ、自分がズル剥けになったからって、なんで上から目線なんだよ!」



天狗「思春期の男には童貞よりも深刻な悩みがある。それは包茎だ。包茎には3種類ある。真性包茎、仮性包茎、そしてカントン包茎」



河童「急に真面目か!」


天狗「カントン包茎グルっぽレベル5の諸君に告ぐ!!君達は…ピーーヒョロロ~あれ?おかしいな?」



河童「そんなグルっぽ、ねーよ!!しかもレベル5って。そんで、なんで最後は自主規制なの?」



天狗「いや、拡声器の調子が悪いみたい。あっあっ、テス、テス、あ~あ~」



河童「どんだけ大勢いるんだよ!大声で話す内容じゃないでしょ。拡声器いらないから」



天狗「まず、真性包茎のやつは手術をするしかない。これは思春期なら恥ずかしいのは当然だけど、衛生上よくない。今の時代はネットで調べられる環境なので精神的な苦痛は俺たちの年代より幾らかは緩和されたと思う。それでも男子にとって学生時代にトイレで“うんこ”をすることは万死に値する。いいか?真性包茎の、お前は何も悪くない。これは医学的な問題なのだよ」



河童「今考えるとおかしな風習だったよね。みんな我慢してたけど生理現象だから仕方ないのにね」



天狗「次に仮性包茎。これは別に問題ない。大半のやつが仮性包茎なのだ。衛生的にしていれば、さほど悩む必要はない」



河童「早漏の原因になるとかいうけど、セックス自体に支障はない訳だからね」



天狗「さてと、ここから先は有料メルマガ会員のみ…」



河童「ふざけんな!!他人の悩みに付け込んで金儲けするんじゃねーよ!!ほんと最低だからな。ちゃんと悩みに答えてやれよ」



天狗「じゃあ深夜のラジオDJ風にやればいいんだな」



河童「いや、意味がわからない」



天狗「はい、という訳でね、放送時間の方も残りあと僅かになりました。
それでは、本日最後にお送りする曲は、10代のリスナーからのリクエストが最も多かったこの曲です!!
HDT(包茎童貞)4800のニューアルバム…」



河童「4800ってメンバー多すぎるだろ」



天狗「HDT4800のニューアルバム
“包茎トライアングル”から
『カントン包茎~独唱~』」



河童「独唱って1人なの!?こんな曲でソロデビュー嫌だわ」



天狗「リスナーのみんなからはこの曲を聴いて
『勇気を貰った~』とか『俺だけじゃなかった!!』とか、沢山のコメントが届いてますね。他にも
『失恋してからはヘビロテで聴いてます』
『志望校に受かりました』
『着うたにしてます』…」


河童「着うた!?包茎なのバレるだろ」



天狗「リクエストをくれた方をできるだけ紹介します。
北海道はラジオネーム、
どさんこ包茎さん
青森県はラジオネーム、
ねぶた包茎さん
秋田県はラジオネーム、
なまはげ包茎さん
岩手県はラジオネーム、
じぇじぇじぇの包茎さん…」



河童「どんだけ包茎なんだよ!!ラジオネームおかしいだろ?みんな当たり前のように包茎なのかよ」



天狗「東京都はラジオネーム、
スカイツリー包茎さん
神奈川県はラジオネーム、
ヨコハマ包茎さん
埼玉県はラジオネーム、
包茎です。さん…」



河童「埼玉県の扱い悪いだろ!!」



天狗「…沖縄県はラジオネーム、
元DA PUMPさん
他にもね、リクエストしてくれたけど紹介しきれなかった大勢のリスナーから熱いメッセージが届いてます!」



河童「そんなわけねーだろ!」



天狗「それでは皆さん、よい週末を……DJは私、鬼頭☆カリーでした♪『どぉ~んなにぃ~剥けなぁぁ~くぅ~とも~』」



河童「おい!!ふざけるな!!誰がそんな番組を聞くんだよ。“高校生のうちにやっておくべきこと”の答えになってないだろ」



天狗「高校生のうちにやっておくべきこと、それは勉強をして成績を伸ばすことではなく【アソコの皮を伸ばす】」



河童「いい加減にしろ!!」



天狗「そうそう“いい、加減で”皮を伸ばすんだよ。大丈夫、俺はゴムゴムの実を食べてズル剥けになった訳じゃない。ゆっくり大人になればいい。お前たちは俺の仲間だ!独りぼっちじゃない。社会の窓をあけて叫ぼう『ズル剥け王に俺はなる!!』」



河童「ズル剥け王ってなんだよ。もういいよ!!」