未読の山から一冊、有川浩さんの「阪急電車」です。。
昨年映画化した時に読むハズでしたが(/ω\)
本棚に隠れてました。。
一駅ごとに登場人物がバトンタッチしていく連作集
往復して元にもどるまでに時間の経過もありそれぞれのストーリーも
納まる
有川さんについての勝手な感想ですが、赤川次郎さんに通じるモノがある気がします。。。
なかでも「ほっこり」な読後感が…
30年ほど前に読書の喜びをもたらしてくれたのが赤川次郎さんの集英社文庫シリーズ
「セーラー服と機関銃」「探偵物語」…でした
夏休みの42日間に50冊を読了し、それまで田舎の草野球(というか三角ベースってやつ)
やケー泥なんかの遊びに家の外に出てた人間がインドアに転向したあの夏以降
読書の傾向は歴史物、推理モノ、ミステリーもの、エッセイ…と
いろいろでしたが(^▽^;)
ずっと基本に赤川次郎さんがありました。。。
犯罪があってもグロくなく、今作でもあった「嗜み」みたいなことを言動にうかがわせる
登場人物、、、多くのヒロインが正しくそして勝つことはなくても決して負けない( ̄∇ ̄+)
あー
気づきました
どうも女性主人公の本が多いはずです。。。
最初の入り口ですモん
この本も
映画で中谷美紀さんが演じた
「婚約者を取られ、その結婚式に純白のドレスで出席した元恋人」役の女性を
はじめ、傷ついたりしつつも背筋を伸ばして「チャンと」次の一歩を踏み出す様や
イヤな乗客に「正しく」あろうとする女子高生が次々と登場します。。
東京の満員電車を避けて各駅停車に乗る習慣のある身としては、
小説の中のような出会いを求めてしまって仕方なくなる本でした。。。
amazonの該当作ページを張ってますが、基本ハードカバーです
ハードカバーで買って、たまに文庫化すると買い直したりするんで。。。
もちろん今作も文庫有り
- 阪急電車/幻冬舎
- ¥1,470
- Amazon.co.jp