書評もどき9冊目「天地明察」沖方丁 | のりゴリのブログ

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暫く記憶喪失ですw


それでも本は読みます本もはや病気でしょうにひひ


実はこの本、一回読みかけてやめてました。。。


和算の関孝和、碁方の本因坊道策、大老酒井雅楽頭忠清、はては副将軍水戸光圀。。。


登場人物が悉く知ってはいるが、、、、な人々なんで


(光圀はテレビと実際は違うしね)


囲碁に知識は無いし、和算に興味はあっても江戸期のこの頃に興味薄


だったこともあり、入り口で立ち止まって置いて(積ん読)ました。



夏休みが近づき、姪っ子に大量の本を送ってやろうと思い、「ああ、この本送ろう」


って思ったのが先週時計


他の本に行きつつ(最近3冊平均で平行読みしてます)


ズバリ、面白かったですねグッド!



主人公渋川春海が碁打ちの家に生まれながらも、数学に喜びを見いだし、


その後初の日本生まれの暦 貞享歴をたてるに至る。。。


彼の一代記でなく、彼に関わる人々の想い・願いを背負いながらの偉業として、


また、当時の武断から文治へ の政治・文化の変化を、描いてるのが分かります。


言い換えれば、この時代の、この人たちの、必然としての改暦だった。。。


そんな気にさせる一冊でした。




神道は、全てを肯定します


そして幕府を絶対の権威として崇めることは無い庶民。。


そんな日本の、宗教とは、権威とは、保守勢力とは、、、


今も続く「日本」「日本人」という理解に少し役立つかもしれない面もあります。



しかし、岡田准一&宮崎あおいで映画化とのことですが、


本作の全部をそれぞれ一人でやるのかなぁえっ



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