壊れたパソコンや携帯電話から、
なぜデータを復旧することが出来るのでしょうか?
最近発生した、韓国船の沈没事故でも、
見つかった携帯電話のデータを復旧して、
当時の動画などがニュースで流れていました。
そもそもコンピュータでデータを消すとは、
どのようなことかを考えてみましょう。
Windowsのパソコンでデータを消すと言えば、
ゴミ箱にデータを入れちゃうイメージがある人も多いと思います。
あれは、明示的に「削除したファイルですよ」ということで、
「ゴミ箱」という特殊なフォルダにファイルを移動するだけで、
実際には、何も削除なんてしていません。
次の段階として、ゴミ箱から削除する。
もしくは、ファイル削除の際に、
「完全に削除する」という方法で、ゴミ箱を経由せずに
ファイル削除をするという方法があります。
ここまですれば、
普通にパソコンを使っている分では、消したファイルを参照することは出来ません。
しかしながら、OS(※1)上で見えないようになっているだけで、
実際には、しばらくの間データが残っている場合が多いのです。
データには、あらゆる情報が入っています。
音楽データには曲情報のほかに、アーティストなど付随情報があります。
通常は見えませんが、それらの情報に加えて、
そのファイルは存在しているのか、削除済みかを判断するデータも持っています。
データを削除した場合には、
その目印を「削除済み」に変更し、
以降はそのデータが存在しないようにOSが振る舞うのです。
つまり、データがHDD(※2)には残っているのです。
これを特殊な方法で読み取ることで、データを復旧させているのです。
※1) OS:オペレーティングシステムの略。Windowsなどのコンピュータを制御する基本ソフト。
※2) HDD:ハードディスクドライブの略。現在一般的に普及している大容量記憶媒体の1つ。