(前回記事からの続き)
前回の内容は、パソコン上のデータを消しても、
実際には消えてないというお話でした。
※100%残っていることを保証するものではありません。
つまり、パソコン内にある情報を削除するには、
単純に削除するだけでは消えていないかもしれないということです。
企業では多くの機密情報を扱っている場合が多く、
個人のパソコンにも、多くの個人情報が保存されている場合があります。
パソコンを廃棄したり、HDDを新調するために古いものを破棄する場合、
対処なしに破棄してしまうと、そこからデータを復旧出来てしまうことがあるのです。
パソコンの機能であるフォーマットも、一般的なものではデータの全削除は行ないません。
過去の事例では、2003年のスペースシャトル・コロンビア号空中分解事故では、
回収されたHDDからデータをほぼ復旧させたという話もあります。
一般的には、データ消去ソフトを使うことで対処できます。
これは、HDD内の容量全体にデータを書き込み、
既存のデータを上書きしてしまうという方法です。
書込むデータや回数は、様々な規定がありますが、
一般的には、3回以上の書込みを行なうことが好ましいとされています。
HDD内(というよりコンピュータで扱う値)は、0と1で構成される2進数であるため、
書込むデータは0と1のランダムな組み合わせということになります。
この対処を行なうことで、一般的にはデータの復旧は困難とされています。
特殊な方法を使えば、磁気残留などから
上書き後のHDDからもデータ復旧が出来る可能性があるとのことですが、
一般のデータ普及業者でも行なえないレベルですので、問題ないでしょう。
事件などで、警察が携帯電話から過去のデータを復旧させるというのも、
これに近い仕組みです。