常連じゃなくなったこと | 探求

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日々の身体と心の動きを観察する日記です

関東にいる頃、常連で通っていたラーメン屋がありました。10年くらい前かな値上げすることになって、それまで胡麻ラーメン、小さなチャーシュー丼、替え玉で1000円以内で収まっていたものが1000円を超えることになりました。そのとき、大将のはからいで、替え玉無料カードを常連さん(というかそのときのお客さん)に配りました。それでちょうど950円。何千円分かは助かりました。



大阪に来てから、なかなかその店にも来れなくなったので、気持ちとしては懐かしいから使いたいけれども、もう常連客ヅラするのもどうかなと思うようになりました。今日はお腹いっぱいだったけど、無理して行っていつものように替え玉で頼みました。でも、今日はコインで。

大将にもう昔みたいに来れないから、カードを返しますと、申し出たら「記念に取っといてくださいよ。それにまだ有効だから。こっち来たときに使ってください」ともう一度戻されました。

お金もそうだけど、この心意気が嬉しかったんです。あの日も、今日も。