塾の話 | これでも元私立高校教員

これでも元私立高校教員

30年以上の教員指導を通じて、未来を担う子供たち、また大人の思考などをテーマに書き綴っています。
日本史と小論文の塾を主宰し、小学生から大学生、院生、保護者の指導をしています。

高校生の保護者の方にお聞きした。

子供が通っている大手個別指導塾で、ある教科について、

「あと30コマはとって下さい」

と強く言われたが、生徒本人はそれを望んでいない、指導について以前から疑問を持っていた保護者の方がお断りをすると、

「勧めているのにどういうつもりですか!」

と逆ギレしてしまう始末。


せっかくなのでその指導の内容を聞かせていいただくと、私の専門科目だったが、それはそれは酷い素人だった。


塾でも学校でも、本当に使命感や責任感を持って教育に向き合う事は当たり前のことである。

もちろん、大多数の先生たちは塾でも学校であったとしても責任感を持って一生懸命やっている。


しかし中には、単なるお金儲けの手段としか考えていない人もいる。


教育とはもっと尊いものである。

授業料をいただくのは、当然のことであったとしても、最初から金儲けしか考えないような人たちは、教育の世界に来てはならない。


さらには、こんな話もある。


「なかなか辞めさせてくれないんです」


辞めたいと伝えても辞めさせてもらえない、辞めるのは2ヶ月後なんて塾は明日からでも通うのはやめたほうが良い。