IKEAに行って新しい棚を買ったが、重たくて腰が痛くなった。
ただIKEAは駐車場に車に積み込むスペースがあり、さらにすぐ横にはハンディキャップパーキングも設置されていて、とても親切だ。
そんなハンディキャップパーキングにトヨタのラウンドクルーザーが停車している。
とても大きな車で体の不自由な方や高齢者が乗り込むには大変だ。
すると50歳くらいの女性が2人歩いてきて、足取りも軽く颯爽とラウンドクルーザーに乗り込み、ハンディキャップパーキングをスタートした。
「誰も使ってない時に使ってもいいではないか」
「すごく疲れているときは使わせてもらっていいのではないか」
「赤ちゃんがいるときには使ってもいいのではないか」
このように考える人もいるであろう。
法律があるわけでもなく、人々の性善説に委ねられているのがハンディキャップカーキングである。
先日の救急車の件、さらには電車の中のベビーカーなどと合わせて、クリティカルシンキング講座の高校生や中学生に問うてみよう。
こうした正解のない社会的な問題を見つけ、その解決を考える過程の中で、様々な知識を得ていくことが、これからの学びとして大切なのではないだろうか。