「私立大学が第一志望です」
「なんで国公立大学が第一志望じゃないんだ?」
高校生の進路面談。
「私立に行きたいからです」
「国公立志望にしろ。7教科受験勉強しろ」
「でも私立は3教科で教科を増やすと不利です」
「まずは国公立だ。私立も受験していいけど国公立を第一志望にしろ。模試でも志望校は国公立を必ず書け」
「私立を総合型で受験します」
「総合型なんか勉強から逃げているだけだ」
「ずっとジェンダー問題の探究を個人的にやっていて、それを評価してもらえる大学に行きたいです。国公立大学でも総合型で受験したいです」
「そんなことは許可できないし、勝手な受験は応援しない」
「私立を総合型で受験したいです」
「私立に合格しても国公立を受験しろ。指定校で合格した人も国公立を受験する」
「進学しない大学を受験して合格したら、かわりに誰かが不合格になります」
公立も私立高校も進路実績とは国公立の合格数で一般入試が大切。
自由な選択で大学受験をできない、できなかった話をよく聞く。
アドバイスはいいけど価値観を押し付けたり、学校の評価のための受験を強いてはならない。
受験とは本人の人生のためにある。