小学生のクリティカルシンキング講座へ | これでも元私立高校教員

これでも元私立高校教員

30年以上の教員指導を通じて、未来を担う子供たち、また大人の思考などをテーマに書き綴っています。
日本史と小論文の塾を主宰し、小学生から大学生、院生、保護者の指導をしています。

昨日は小学校3年生の女の子と保護者の方に、クリティカルシンキングについての体験に来ていただいた。


小学校3年生の女の子は、2時間近くに及んだが体験の最中もお菓子を食べながらとても良い子だった。


この女の子の保護者の方にお話をさせていただき、来年度は小学生のクリティカルシンキング講座をやるべきだという使命を強く感じた。



調べ学習なども含めて、知識の集積を目的とした従来型の学びも必要であろう。

その機会は学校で持つことができる。


しかし、クリティカルシンキングを身に付けたり、マインドセットを学んだり、ロジカルシンキングを習得する機会を得る事は学校では難しい。


「きれいな文章を書くことを指導する塾があっても、クリティカルシンキングを指導する塾は名古屋では聞いたことがありません」


「兄が私立中学に行っていますが、知識の詰め込みばかりなんです」


昨日は、作文と小論文の違いや、きれいな文章を書く指導とクリティカルシンキングの指導の違い、さらには、これからの未来社会において必要な思考とは何か、などをお話しさせていただいた。


そこで提案させていただいたのは、まずは小学生の保護者の方にお集まりいただき、このクリティカルシンキング講座の重要性や、未来性についてご理解いただく機会を設けてはどうかということだ。


もちろん、そこでは実際に、保護者の方自身が様々なアイテムを使って思考へ取り組んでいただく。

日程等はこれからだが、その先に小学生のクリティカルシンキング講座のスタートが待っている。

新小学校4年生のクラス、小学校5年生と6年生のクラスはどうかと考えている。


「クリティカルシンキングを広げるのが、先生の使命です」


そんなふうに言っていただき、新年からまた新しい目標をいただいた。


小難しい話ではなくて、学びとは本来楽しくて、しかも一生懸命考えて、その考えていく過程の中で、必要な知識を身に付け、さらには、様々な問題を解決していく能力を獲得していく。

調べ学習とは異なる。


そんな保護者への説明会に、まずは来ていただけると良いのではないだろうか。

そうした人を育てることが、きっと日本の未来につながると思う。


日程はまた追ってお知らせいたします。