本当に仲良くできる世界の人々 | これでも元私立高校教員

これでも元私立高校教員

30年以上の教員指導を通じて、未来を担う子供たち、また大人の思考などをテーマに書き綴っています。
日本史と小論文の塾を主宰し、小学生から大学生、院生、保護者の指導をしています。

広島サミットにウクライナのゼレンスキー大統領がやってきて、ますます民主主義国家の結束が強まった。


ゼレンスキー大統領は「人類の歴史は戦争なしでは想像できないといわれるが、私たちは人類の歴史から戦争をなくさなければならない」と訴え、ロシアによるウクライナ侵略について自国への支持を訴えた。


ウクライナでの戦争がまだまだ続くのは、アメリカの軍事産業が儲けるためだとかという情報もあるけど、中国やロシアのように情報が閉鎖されているよりも、何倍もそうした情報を迫害されることなく、平気で流すことができる民主主義国家の方が良い。



もちろん、世界にはまだまだ独裁国家や覇権国家の方が多いけど、自由にものが言える国に生まれて本当に良かったと思う。


国家によってインターネットが遮断されたり、何か国家を批判すれば逮捕されるような国とは、残念ながら仲良くはならない。


クリティカルの教育をするためには、そうした自由さがなければできない。

そうした自由があってこそ、様々なものに疑問を持ってディスカッションをして、新しいものを創り出していけるのではないか。


いろいろな考え方はあるだろうけど、中国やロシアと言う国は一体何を考えているのだろうか。

ある程度経済的に豊かであり、教育も行われているはずなのに、ロシアはウクライナにウクライナに侵攻し、中国は台湾に対し脅迫的な行動を繰り返している。

中国の認識がどうあれ、台湾は普通に考えて独立国だし、台湾の人は中華人民共和国の一部なりたいなんて決して思っていない。

そうした人々の意思が尊重される自由があってこそ、民主主義国家であり、私たちが仲良くできる国家である。


今回のサミットは、もしかしたら後世から見て大きな歴史の分岐点になるのかもしれない。

そして、本当に人々の人権と自由が尊重される国とそうでない国に世界が分かれていくのかもしれない。


私たちは、そのことを尊重できる世界の人々と仲良くしていくべきだと思う。

もちろん独裁国家の国民であっても、自由を尊重できる人たちであれば、私は仲良くできる。

少しでもそんな世界が広がっていくことに貢献できる教育をしていきたい。