第一回共通テスト模試日本史対策④ | これでも元私立高校教員

これでも元私立高校教員

30年以上の教員指導を通じて、未来を担う子供たち、また大人の思考などをテーマに書き綴っています。
日本史と小論文の塾を主宰し、小学生から大学生、院生、保護者の指導をしています。

鎌倉時代の執権が正誤問題に出題されれば、多くのケースでその実態は「執権の区別」である。

日本史指導の高校生の感想

 

 

 

その軸となるのが、3代執権北条泰時と5代執権北条時頼。

 

3代執権北条泰時の重要事項

①評定衆の設置(引付衆と入れ替わる)

②連署の設置

③御成敗式目の制定

④摂家将軍・藤原(九条)頼経(皇族将軍と入れ替わる)

 

5代執権北条時頼の重要事項

①宝治合戦・三浦泰村の滅亡(霜月騒動と入れ替わる)

②引付衆の設置(評定衆と入れ替わる)

③皇族将軍・宗尊親王(摂家将軍と入れ替わる)

 

ここに2代、8代、9代が加わることが多い

 

2代北条義時の重要事項

①承久の乱・後鳥羽上皇

②六波羅探題の設置

③和田合戦

 

8代北条時宗の重要事項

①元寇

 

9代執権北条貞時の重要事項

①宝治合戦・安達泰盛・平頼綱(宝治合戦と入れ替わる)

②永仁の徳政令

③得宗専制政治

 

この区別さえしておけば、点数に繋がる可能性は高い。