鎌倉時代の執権が正誤問題に出題されれば、多くのケースでその実態は「執権の区別」である。
その軸となるのが、3代執権北条泰時と5代執権北条時頼。
3代執権北条泰時の重要事項
①評定衆の設置(引付衆と入れ替わる)
②連署の設置
③御成敗式目の制定
④摂家将軍・藤原(九条)頼経(皇族将軍と入れ替わる)
5代執権北条時頼の重要事項
①宝治合戦・三浦泰村の滅亡(霜月騒動と入れ替わる)
②引付衆の設置(評定衆と入れ替わる)
③皇族将軍・宗尊親王(摂家将軍と入れ替わる)
ここに2代、8代、9代が加わることが多い
2代北条義時の重要事項
①承久の乱・後鳥羽上皇
②六波羅探題の設置
③和田合戦
8代北条時宗の重要事項
①元寇
9代執権北条貞時の重要事項
①宝治合戦・安達泰盛・平頼綱(宝治合戦と入れ替わる)
②永仁の徳政令
③得宗専制政治
この区別さえしておけば、点数に繋がる可能性は高い。