明日で今年の日本史入試対策講座「長坂塾」が終わります。
最初は参加者1名なんてこともありましたが、なんだかんだで年内を終えることができます。
40点から90点に上昇してくれた生徒など、みんながセンター試験に向けて頑張ってくれています。
こうした生徒たちに出会えたことに心から感謝です。
その一方で、参加してくれた様々な生徒たちから、所属する学校の話を聞く機会がよくありました。
すべてに満足できる学校なんてありえないことはわかっています。
しかし、「長坂塾」に来てくれる生徒たちは、成績向上に貪欲であり、志望校合格に向けてのモチベーションも高い人たちです。
その人たちが異口同音に言うのは、学校の学習指導、受験指導への不満です。
同時に、まさか生徒が学校の学習指導を不満に思っているなんて教員は夢想だにしていないという現実も生徒たちから聞きました。
昨日、ビリギャルがテレビで放映されていましたが、そのなかで学校の先生がこんなことを言っていました。
「お前なんかが慶応に受かるわけがない、馬鹿な夢を見るな!」
正確には、その先生がビリギャルさんの学力を伸ばす能力がなく、同時にその高いプライドは、人の夢をあきらめさせるために使われていました。
むろん、学力指導で生徒から期待をされていません。
多くの教員は自分は違うと否定するとは思いますますが、非常に残念な現実ではありますが、この教員に限らず、かなり多くの教員は、生徒から受験的な学習指導でまったく期待をされていません。
同時に、教員の自分自身の学力に関する高すぎるプライドは、伸ばす能力の育成に大きなマイナスになっています。
ある生徒に聞きました。
「あなたの学校に受験において頼りになる先生は何人いますか?」
「一人かゼロです」
この回答は、これまた残念ですが、ほとんどどの生徒に聞いても同じような返答が返ってきます。
これは私立も公立も関係がありません。
私立の高い授業料はもちろんのことですが、公立だって市民が納めた税金を授業料とし、それを教員は給料としていただいています。
つまりは、学力を伸ばすことの対価として給料をもらっているのであり、決してボランティアで学習指導をしているわけではありません。
どうも、教員はそのことを忘れているのではないでしょうか。
「伸ばせる生徒から伸ばす」
なんていう教員がいます。
伸ばしてもらえない生徒だって、授業料を払っています。
「特進を作らなければ伸ばせない」
なんて言い訳をする教員がいます。
特進じゃない生徒だって、ちゃんと授業料を払っています。
どうして同じ値段でサービスが異なるのでしょうか。
「勉強は自分でやるもの」
なんていう教員がいます。
だからと言って伸ばすことから逃げていたら、授業料泥棒になってしまいます。
「あとは自分でやっとけ」
これはもう完全な授業料泥棒です。
ビリギャルの話の中に、学校の先生が塾講師にこんなことを言っている場面がありました。
「あんたらはお金のためにやってるんだろ!」
教員も生徒の家庭から給料をいただき、働いています。
まったく同じなんです。
善意や親切は当然ではありますが、やはり伸ばした対価として給料がある事実をもっと教員が意識すれば、生徒からの学校への学力に関する絶望は希望へと変わるのではないでしょうか。
時々、こんなことも聞きました。
「うちの学校では地理の先生だけは凄い」
こんな生徒の自慢が、当たり前のように全教科に広がることを願ってやみません。
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