お店の床で遊ぶ子供を放置し、おしゃべりに夢中の母親 | これでも元私立高校教員

これでも元私立高校教員

30年以上の教員指導を通じて、未来を担う子供たち、また大人の思考などをテーマに書き綴っています。
日本史と小論文の塾を主宰し、小学生から大学生、院生、保護者の指導をしています。

よくあるチェーン店(コメダさん)にコーヒーを飲みに入った。店内は比較的すいていたが、隣に4歳くらいの子供を連れた母親2人組がいた。

子供達はやりたい放題であった。床におもちゃを広げ、カーテンは引っ張り、おおきな声で騒ぎ立て続けていた。
しかし、そんな状況でも、2人の母親はまったく意に介さず、楽しげにファッションの話に夢中だった。
やがて限界を感じたのか、店員さん(いつも笑顔の素敵な男性)が

『お客さま、少しお静かにお願いできますか』

と注意した。

すると、片方の母親が、子どもに言った。

『あんたがうるさいから、叱られたじゃない。いい加減にしてよ』

そして、子供の頭をパン!

この母親の言動は、この日がたまたまではない。間違いなく、このようなケースがきっと日常である。
残念だが、この子供は将来、マナーやモラルのない大人に育つ。
これは、確実だ。
そして、何年後かに、自分の子供を連れて、どこかの店で同じように話に夢中になり、やがて店員から注意をされ、そして自分の子供の頭をたたく。

ついでに言えば、このタイプの母親は、自分の価値間に合わない相手に

『常識がないんだから』

などという。

世も末である、、、、
客であれば何をしてもいいわけではなく、ましてや子供の躾は親の絶対的な責務である。
ようはそれを放棄しているのであろう。
もっともこの保護者は、自分が非常識であるとか、躾ができないとは思っていない。

こんな保護者には出会いたくないのが教員の本音である。
そんなことを思っていると、子どもは再び騒ぎ出した。

むろん母親は注意をしない・・・・・・