うつ病にまつわるアレコレ | Indigo Walts

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カウンセラーNorikoのアレコレ。

うつ病になったらどうするか。を徒然と。



まず一番大事なこと。


うつ病だと認めること。

これが一番難しいんだけど。


「甘えじゃないのかな」

「このくらい当たり前だよね」


そう思ってると悪化します。

我慢は禁物。


じゃあ、どこまでが「大丈夫な我慢なのか」

ちゃんと気分転換したり

気持ちを切り替えたりできることです。

あれ?と思ったら


まずは病院へgo!です。



そして休養を取ること。


骨折とか捻挫と同じです。

心の休養=睡眠をたっぷりとること。


薬は、あくまで

「(ネガティブな感情を)感じなくさせる」

ものです。


休養で回復する場合もありますし、

休養だけでは回復できない場合もあります。

軽い捻挫だったらほっといても治るけど

骨折してたらちゃんとフォローしないと

くっつかないよ、骨曲がっちゃうよってことです。


その場合は、カウンセリングや心理学の勉強が

回復の手助けになると思います。


手っ取り早いのはカウンセリングですね。


あれこれ情報を模索するよりも

お金で買うほうが手っ取り早いってことです。

最低限の道筋を照らしてくれますし

第三者に客観視してもらうことも、

助けになります。


もちろん、これも相性があります。

しかも、結構高額です。


必ず、1回ごとに料金を支払えるところにしましょう。

明朗会計なところで。

カウンセリングの必要回数は個人差があります。

1回で見違えるように変わる人、

一年近く何度も通う人、

「もう大丈夫」そう思えるようになるまで、です。


たまに、回数券方式のところを見かけますが

・・・途中で回復したら意味なくね?

早い回復を望んでいる気配が感じられないので

個人的には好きではありません。


うつは非常に孤独を感じます。

孤独だからうつになるのか、うつだから孤独になるのか

ニワタマです。

いずれにせよ、

その中で負のループから抜け出すのは

容易ではない、と思います。

そもそも、負のループに居ることの自覚が無かったり

抜け出ようと思わなかったりするものです。


だから、投薬を続けても

何も変わらない。


「抜け出よう」というきっかけは

人それぞれだと思いますが

まず、そのきっかけを掴むまでは

休養期間と考えていいんじゃないでしょうか。


魂のバケーションです。


長い人生、数年休んだところで

たいした問題じゃない。


休んだから見えてくること、

休んだからできること、

それがその後の人生の糧となること間違いなし

だと思いますので。



■ 病院


精神科でも心療内科でもいいです。


カウンセリングがあるとなおいいですが

カウンセリングを行っている病院は非常に少ないようです。


精神科、心療内科に係わらず

医師が時間をかけて話を聴いてくれるところもありますし

5分の診療で投薬だけのところもあります。


まずは「病院にいくのが嫌だと感じない」

相性の良い医師を見つけましょう。


私は「怒る」医師が苦手でした。

親類の紹介で通院することになったのですが

上から目線&ネガティブなストロークばかりの医師で

「なんか嫌だな」という感情がふつふつと。

病院行きたくない~と通院を延ばし伸ばしにしていたら

その後の診断時にこっぴどく怒られた挙句、

診断書に「治療放棄」と書かれました。


病人に怒るなんてとんでもない!

外に出るのも嫌なんだよ?

その挙句、治療放棄って!?

だって、あんたの顔見たくないんだもん~

うつ社長、逆ギレ(言えませんけどね)。


まぁ、こちらに何のメリットも無いので

その後、病院を変えましたが。

(うつ病患者は極めて無力・・・)


その医師が駄目だ、ということでもありません。

「誰かに怒って欲しい」患者さんには有効なのでしょう。

怒ってもらうことで拠り所を感じる人もいますから。

近所の評判は決して悪くないですし、

非常に混んでいます。

私はまったく相容れませんけどね。


周りの評判に捕らわれず

自分が「信頼できるな」と思う医師を探しましょう。



■カウンセリング


自分を癒すのは自分です。


風邪薬が風邪の症状を抑えるだけ、というのと

同じです。


心の自己治癒力が下がってしまったり

無理が続いた結果として「うつ」という症状が発生しますので

自己治癒力を向上する必要があります。


自分を見つめなおす作業を手助けしてくれるのが

カウンセリングと言えるでしょう。



カウンセラーの資格はさまざまです。

国家資格はありません。

極端な例ですが「私はカウンセラーです」と言えば

カウンセラーなのです。


優秀なカウンセラーさんは

資格に係わらずいます。

でも、出会えるとは限りません。


なので、高い緒お金を払って疑い深い姿勢で

カウンセリングに望むぐらいなら

話ができる友人や家族に話をして気持ちを整理するほうが

よっぽどいいと思います。



■臨床心理士


病院のカウンセラーは「臨床心理士」の資格を持っています。

「臨床心理士」は大学院修士課程を経て、さらに試験を受けるもので

カウンセラーの中でももっとも難しい資格だと思います。


でも、医学とは別枠にいるんですよね。

しかも、先述のように国家資格でもない。


当然、

優秀な成績で卒業したからいいカウンセラーになる

というものでもないでしょう。


心理学を専攻(文系)=医学とは別分野です。

臨床心理士を国家資格とする立案で

日本医師会との折り合いが付かないのも

分かる気がしますし、

このままでは保険でカウンセリングを受けることができる

諸外国に後れを取るのはやむなしと感じます。


心理学は、いろいろな分野の狭間に存在するとともに

さまざまな分野を包括しているものです。

それをいかにシンプルに紐解くかって話だと

思うんですけどね。


文部省認定だろうが、自称だろうが、臨床心理士だろうが

最終的には相性と、

カウンセラーの器・ノウハウなのかなとか

思ったりもします。



うつ病じゃなくても、

カウンセリングや心理手法で

自己を振り返るような文化があると

いいな~と思うのですけどね。


巷の五万とあるビジネスセミナーより

私生活メインなのでよっぽど有意義だし、

ビジネスセミナーで使われているツールは

もともと心理分析に基づいて用いられているので

結局同じことだし・・・とか。



ううむ。


今日はここまで。