第25回メヌエットバイオリンコンサート | ホットロックのブログ

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2020.11.8(日)   13:00~15:45

 

東文化小劇場

 

第一部    小1から小6までの小学生の生徒さん

 

4番目の小2女子の印象が強かった   協奏曲1番第1楽章(リーディング作曲)

 

演奏姿勢が良い、軸がぶれてない       堂々と落ち着いて揺るぎのない演奏ですね

 

これが小2の演奏なのかとビックリする

 

ピアノから始まったんですが、次第に自分のペースで曲をリードしているように見える

 

主役としてのバイオリンが誇らしげに躍動している

 

この演奏の仕方は「静的」な表現力がどういうものなのかを表したものではないかと思う

 

 

休憩の時に講師の田中先生と話をする事が出来たが     

 

その時に聞いた話ではここ一年で教本を二冊終える等めきめきと上達した生徒さんと言ってました

 

てっきり、三歳ぐらいから習い始めたバイオリン歴の長い生徒さんなのではと思っていたが

 

本人の持っている素質を伸ばしていくという講師の先生の力も大きいだろうな

 

 

それから、葉加瀬太郎の「ひまわり」を弾いた小6の女子も巧いですね     

 

ホントにこの人小学生なのか    と思えるくらい見た目も演奏も存在感があったな

 

 

第二部     大人の生徒さん

 

「瞑想曲」といえば、これまでマスネ作曲の「タイスの瞑想曲」は度々聴いた事があったが、

 

グラズノフ作曲の「瞑想曲」というのもあったんですね

 

この二曲がどんな風に違うのかが気になった      

 

確かに曲調は似ている       どちらも心を平穏にさせる為に聴くようなものだな

 

そういう心境になった時はどちらを聴いても望みは叶えられるでしょうね

 

 

ヴィヴァルディの協奏曲を弾いた女性の演奏はまるでこの時間だけがリサイタルのような

 

雰囲気があった       落ち着いた堂々たる演奏です

 

他にも

 

この人はこの曲を演奏しそうだなという演奏者と選曲がピタリと合っている印象ですね

 

どの曲も弾いている人の個性に合っている気がする

 

自分が弾きたい曲を選んだのかは分かりませんが、相応しい曲がその人に寄って来たらしい

 

 

第三部      大人の生徒さん

 

聴く人を惹きつける演奏が続いていく

 

「小フーガ」   「風の丘」   「情熱大陸」などの合奏曲は実に巧みに調和している

 

それから、ソロ演奏のラストの「ノクターン第2番」(ショパン)が流石に巧い

 

 

人前でこれだけ弾けるというのは見事なもんです

 

一つの曲を仕上げる為に演奏者と講師の先生が費やしたエネルギーはかなり大きなモノでしょう

 

今日それが音楽として形になって聴き手に届けられた訳です

 

聴き手は密度の濃い充実した時間を過した       

 

「ありがとう」の気持ちで拍手するんですが、それだけではまだ足りない気もするんですね

 

とても良い演奏会でした