こんにちは。4月は2回、ドラクエコンサートに行きましたよ!
■2024/4/7(日):東京シティ・フィル
交響組曲「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」
■2024/4/12(金):東京佼成ウインドオーケストラ
吹奏楽による「ドラゴンクエストI、II、III」
場所はどちらも「ミューザ川崎シンフォニーホール」。川崎駅の改札を出てすぐ右、NewDayのちょっと先にあるペストリアンデッキから直結のところです。川崎駅、超久しぶりに来た。
2階のガラス張りのところはドリンクコーナーになっていました。休憩時間中にはワイン傾けている方もいらっしゃいましたよ。私もコンサートのたびに「音楽を楽しみつつ、休憩時間にはワインをたしなむ…なんて…オトナ…」と憧れたこともありましたが、ここのところめっきり酒に弱くなったのであきらめています。間違いなく寝ちゃう(飲んだ次の日10時間寝ちゃう)。
さて。初めて来た『ミューザ川崎コンサートホール』ですが、ここは客席が4階まである“タテに長いタイプ”で、客席がステージをぐるりと囲んでいます。HPでは「スパイラル構造の客席」「ステージを360度取り囲むヴィンヤード(段々畑)形式」と説明されていました。
コンサートホールの“敷地面積”としては広くない…むしろコンパクトに感じましたが、席数は1997席とサントリーホールとほぼ同じくらい(サントリーホールの大ホールは2006席だそう)。
↑段々畑形式。天井が高いぶん、開放的に感じます。2階以上の席はしっかり傾斜がつけられているため「前の人の頭で見えない~」「座高が高いから後ろに迷惑かけちゃう~」という心配はありませんよ
↑1階の最前列、めちゃくちゃステージに近い。公演が終わってから下りてみたのですが、ステージもそんなに高くなかったです。学校の体育館や講堂より低いかも。1階に限らず、2階以上の席でもステージが見やすいので、親近感・アットホーム感のあるホールだなと感じました。(東京佼成ウインドオーケストラの時に撮影しました)
東京シティ・フィルで振っておられた井田さんが「ミューザ川崎は音がいい」と仰っていましたが、確かに席の配置的にも音のバラつきは少なそうですし、音が広がりすぎず上に行き・頭上から降ってくる、みたいな感じはします。…知ったかぶってみましたが、全然詳しくないですすみません。
ついでに、気になる女性用化粧室は、個室数が多いので進みも早かったです。ただ、お手洗いのすぐ近くにエスカレーターがあるため並ぶ場所が広くなく、「最後尾こちらです!」のお姉さんがいても列がとぐろを巻いていました。繰り返しますが、進みは早いのであきらめる必要はありません。
おそらく敷地面積自体は広くないのです。エントランスや各階ロビーもなんとなくコンパクトだから、人がすぐにギッチギチになっちゃう。休憩時間や閉幕後はワヤワヤしてたし、エスカレーターも階段もつまってました。だけど、音楽ホールがちゃんとしてれば全然いいもんね。
そんな『ミューザ川崎コンサートホール』ですが、ここでドラクエコンサートが行なわれるのは珍しい?初?とのこと。1週間のうち2回もドラクエコンサートがあるなんて、しかもどっちのコンサートでも『おおぞらをとぶ』が流れるなんて、なんと特殊なことなのでしょうね。
■2024/4/7(日):東京シティ・フィル
交響組曲「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」
ドラクエコンサートウィーク、まず最初は『東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団』。
わたしの席は2階のLA――要するに、ステージ向かって左側の2階バルコニー席。第一バイオリンの上あたりになります。はっきり見えるのは一番右端のコントラバスから第一バイオリンの一列目、パーカッション、ホルンが見えるか見えないか…のあたり。A席だったので、このブロック内でも席はちょっと後ろめです。
余談ですが、普段はだいたいS席を取るものの、必ずしもS席が優れている、というわけではないように思います。「迫力ある音を浴びるように聞きたい」「音と景色に圧倒されたい」「劇場コミで俯瞰したい」「指揮や楽器を見たい」・・・など、“楽しみ方”によりますよね。
私は「楽器や指揮を見たい」派なので2階バルコニーが好みなのですが、今回は「バルコニー前側のS席と、後ろ側のA席で、どのくらい違うものなのか」を知りたくてA席にしました。結果、・・・あんまわかんなかった(笑)。考えてみれば、音響とか全然詳しくないもんな。コンサートホールの形状によって、響き方も違うでしょうしねえ。
演目は『ドラクエ8』。個人的にもかなり好きなタイトルです。グラフィックが2D俯瞰ではなくなって、どこまでも続くような奥行きがあって。キャラもみんなかわいかった。リブルアーチの橋の下で鏡を掲げたり、レティスの影を追いかけたりと、仕掛けを一緒に解いていく楽しさはドラクエ8がピカイチに感じました。…見せしめのように花嫁を奪われるチャゴス王子には、チャゴス王子ながら同情してしまいましたが。
コンサートのプログラムは、全部で22曲。ドラクエシリーズの中でも、書き下ろし曲の数が多いタイトルなのだそうです。改めて言われてみて、確かにバリエーションが多いかもーと思いました。でも1曲1曲は短いのかな。だから演奏曲数が多くても、2時間ちょいで収まっている印象。
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<第一部>
1.序曲
2.馬車を曳いて
3.穏やかな街並み~静かな村~錬金がま
4.広い世界へ~大平原のマーチ
5.対話
6.ひんやりと暗い道~暗い道の奥で
7.讃美歌に癒されて~修道僧の決意
8.つらい時を乗り越えて~急げ!ピンチだ
9.神秘なる塔
10.そうだあの時は~それいけトーポ
11.雄叫びをあげて~難関を突破せよ
<第二部>
12.この想いを…
13.城の威容~王宮のガヴォット~城の威容
14.詩人の世界
15.海の記憶
16.忍び寄る影
17.闇の遺跡
18.大聖堂のある街
19.おおぞらをとぶ
20.終末へ向かう
21.ドルマゲス~おおぞらに戦う
22.空と海と大地
<アンコール>
ロトのテーマ(ドラゴンクエストIII)
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「広い世界へ」はフィールド曲ですが、どこまでも続く広い世界を感じる曲ですよね。どこまでも続く世界、広がる空、吹き渡る風…そういう開放感を思わせる曲で、「タラタタターーーーッタッタッタターー」のとこ、なんていうか思わずアゴの角度上げて遠くを見ようとしちゃうんですよね(独特な表現)。
直後のSNSでは、「『おおぞらをとぶ』が聴けてよかったー」という内容を多く拝見したのですが、個人的にドラクエ8のイチオシは『この想いを…』でして、普通に泣きました。でもなんていうか、思い出すシーンがアルウェ王妃ちゃんさま(ドラクエ10バージョン1)。
もちろん『おおぞらをとぶ』も良かったです!指揮の井田さんもおっしゃってましたが、レティスが「異世界ではラーミアと呼ばれています」みたいなカミングアウトした時の鳥肌ったらなかったですね。ラプソーン戦では戦闘曲にアレンジされた『おおぞらに戦う』が流れますが、これもめっちゃ鳥肌たちました。
ちなみに、井田さんが「ドラクエ8から、すぎやま先生のパーカッションの使い方が変わった」と仰ったあとから、もはや私はパーカッション部のみなさんにくぎ付けでした。確かに、ちょいちょい激しい動きしてるー!楽器の特性かもしれないのですが、パーカッションのみなさんノリノリでリズム取りながら演奏してらっしゃるので、見ているとワクワクしますね。各楽器の手元が見えるのが、2階バルコニー席のメリットです。トーポ、めちゃ激しかった。
↓東京シティ・フィルハーモニー管弦楽団のWebサイト↓
■2024/4/12(金):東京佼成ウインドオーケストラ
吹奏楽による「ドラゴンクエストI、II、III」
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<第一部>
「ドラゴンクエストI」 より
序曲
ラダトーム城
フィナーレ
「ドラゴンクエストII」より
遥かなる旅路~広野を行く~果てしなき世界
恐怖の地下洞~魔の塔
聖なるほこら
この道わが旅
<第二部>
「ドラゴンクエストIII」より
世界をまわる(街~ジパング~ピラミッド~村)
冒険の旅
海を越えて
おおぞらをとぶ
戦闘のテーマ~アレフガルドにて~勇者の挑戦
そして伝説へ
<アンコール>
エーゲ海に船出して(ドラゴンクエストVI)
大聖堂のある街(ドラゴンクエストVIII)
序曲(ドラゴンクエストXI)
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↓東京佼成ウインドオーケストラのWebサイト↓
2~3ヶ月に1回くらいの頻度でドラクエコンサート行ってますが、やっぱり生演奏はイイネ!次は5/6のN響です。都響のファミリーコンサートも取れたらいいな…。
興味のある方は、ぜひ足を運んでみてくださいねー!
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コンサートホール内の撮影可否については「演者さんが舞台にいらっしゃらなければ撮影してもOKですか」とスタッフさんに直接確認し、OKいただいています。でもスマホだとシャッター音がけっこうデカいから、スピーカーを指で押さえるなどする配慮は必要なんだなと今回学びました。隣のお姉さんをビックリさせてしまった。
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