加齢の日
どのくらい歩いただろうか…
私は薄暗い洞窟の中を彷徨っていた。
一体いつの間にこんな処に迷い込んでしまったのだろう。
この洞窟はどこまで続くのだろう…
微かに光が見えてきた。
地上の光なのか…それとも…
しかしとても届きそうにない。
ああ、このままずっとこの暗闇の中を彷徨うのか…
不思議と不安や絶望を感じないまま、
青光を見つめる私の意識は遠のいていった…
ふいに目の前が明るくなった。
昼寝から目覚めた私はリビングに向い
ダイニングテーブルのいつもの席に座った。
いつものように妻がコーヒーを出してくれた。
おや、今日は珍しくケーキつきだ。
私の好物の黄桃入りのショートケーキ
そうだった!
今日は私にとって特別な日だ。
毎年同じように怠惰に暮らす特別な休日
加齢の日
m(_ _ )m





