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2010阪神タイガース総括

昨日、甲子園球場で行われた阪神VS巨人のCSシリーズ第二戦は第一戦に引き続き巨人が連勝し、ペナントレース優勝の中日とのCSファイナルステージと駒を進め、阪神タイガースの2010年は終焉を迎えました。




2003、2005に優勝して以来、またしても優勝できず、今年もまたCSシリーズでも未勝利で、「ここ一番に弱い」「短期決戦に弱い」というイメージがすっかりチームカラーとして定着したように思われます。




特に今年は、真弓監督の迷采配も数多くあり、憤激しているファンも多数いることと思います。




私も兵庫県出身ということもあり物心ついた頃からの阪神ファンですが、これほど素人同然の監督は記憶にありません。




しかし、来年も引き続き真弓監督が指揮を執り、一軍コーチ陣も全員残留と発表されています。






「はっきり言ってありえない!」






これが私のファンとしての偽らざる気持ちです。






真弓監督は今年が2年契約の最終年であり、よもや契約の更新が行われるとは、球団はチームを本気で強くする気があるのだろうかと疑ってしまいます。


(星野氏の再登板が既定路線であったため、岡田前監督がさっさとオリックス監督に転出してしまったことからも意外な人事でした。)








しかし、視点を変えて考えるとこの人事は至極当然であることが理解できます。








何故なら、




球団経営者の立場から鑑みると、真弓監督ほど優秀な監督はいないからです。








球団経営にとってもっとも重要なことはチームの優勝ではなく、経営成績です。




もっと平たく言うと、球場の観客動員数やグッズ売り上げをいかに上げるかです。




観客動員数等は強ければ上がるというものではありません。




もしもペナント前半からぶっちぎりで首位を走り、8月には優勝決定ということになってしまうと逆に観客動員は減少するでしょう。




また、何年も続けて優勝すると選手の年俸は青天井になり、球団収益を圧迫します。


特に高年俸の選手が活躍すると、球団経営上の足枷になりかねません。




球団にとって最も望ましい状態は、ペナント終盤まで優勝争いに加わり、あと一歩のところで優勝を逃す+高年俸選手に代わって給料の安い新人、若手を試合に登用する。




この展開が球団の損益上最も効率が良いのです。










まさに今年の展開は理想的でした。










チームは甲子園での主催最終試合まで優勝争いを続けました。


観客動員等売り上げは文句のないところでしょう。






チームNo1の年俸の金本選手は怪我が原因で活躍できませんでしたが、真弓監督は連続出場をあからさまに続けさせることによってチームの士気まで下げ、ペナント終盤に抜け出す機会を何度も失わせました。




また、投手で年俸No1の藤川投手をたびたびセーブの着かない場面で登板させモチベーションを下げ、ペナント終盤の不調に繋げました。




今年のオフでは両選手の年俸は大幅ダウン提示となるでしょう。










真弓監督の今年究極の采配としては、甲子園主催最終ゲームの横浜ベイスターズ戦を矢野捕手の引退試合として急遽一軍登録し、ベンチに入れ、最終回3-1で勝利目前で交代させる必要のない久保投手を下げ、藤川投手をマウンドに上げたことです。




阪神ファンなら誰でも知っていますが、藤川投手は矢野捕手を大変慕っており、最後に自分の球を受けてもらいたいという希望をもっていました。




このとき、久保投手を藤川投手に交代させるのであれば、城島捕手も


矢野捕手に交代させるべきだったのです。藤川投手はベンチで出番を待つ矢野捕手が気になり、普段の投球ができず、2連続四球を出してしまい、そのあと横浜の四番村田選手に逆転3ランを打たれてしまいます。




この試合、優勝するためには絶対に勝たなくてはいけない試合であり、久保投手は限界ではありませんでした。どうしても藤川-矢野バッテリーを実現したいのであれば、最終回2アウトからでも良かったのです。




この悪夢のような逆転負けが後を引き、翌日の広島カープ戦であっさりと完封負けし、ペナント優勝は中日ドラゴンズに決定しました。








まさに自滅。








しかし、打たれたのはチーム投手年俸No1の藤川投手。




昨日のCS負け投手も藤川投手。






メジャー志望の藤川投手を引き止めるために、年俸吊り上げは行う必要がなく、また世論も藤川投手のメジャー行きを応援しないでしょう。








球団にとって真弓監督はその力量の無さ故に稀有な存在なのです。








阪神という球団はダメ虎ともいわれた最下位常連の頃でも球団経営は黒字でした。




それは選手の年俸が低かったからです。




現在は12球団トップの年俸総額となっており、年俸リストラが急務とされていました。




昨年、赤星選手を強制引退させ、ウィリアムス投手との契約を打ち切り、矢野捕手に引退勧告同然の大減俸を強いたのもその一環です。






それでも暗黒の時代ほど弱くなってしまっては観客動員減の影響をモロに被ってしまいます。




それなりの強豪チームで首位に立つ力は保持しながら、最後は惜しいところで優勝を逃す。




これはここ数年の阪神というチームのトレンドです。






来年以降も、ファンは今年も最後で息切れするんじゃないか?とハラハラしながらペナント注目していくことになるでしょう。






私もTVや新聞を見ながら、ブツブツ文句を言い続けるでしょう。






球団経営者でも株主でもない外部の無責任な1ファンに許された唯一の権利ですから(笑)