ゴースト・オブ・ア・チャンス(ズート・シムズ) | 今日の一曲

今日の一曲

これまでに出会った心に残る曲を一日一曲選びます。貴方の思い出などありましたら教えてください。

Zoot Sims - I Don't Stand a Ghost of a Chance With You

Alto Saxophone – Zoot Sims
Trombone – Bob Brookmeyer
Piano – Elliot Lawrence
Bass – Milt Hinton
Drums – Gus Johnson

Recorded : New York City, 1956
Album : Bohemia After Dark

’40年代前半からプロとして活動を始めたズート・シムズは’44年から’46年軍務に服し除隊後ウディ・ハーマン楽団でフォー・ブラザースの一員としてスターの座を得ます。以後59才でなくなるまで、ソリストとしてまたバイ・プレイヤーとして活躍します。
この人は誰と組んでもどんな編成、ジャンンルでも常に場に馴染み、共演者を楽しませ、リスナーにも評価される役割を果たしています。
テクニックだけでなく誰からも信頼される穏やかで、芯の強い人柄だったのではないかと思います。
この演奏が’56年の何月頃か分かりませんが、この年はジェリー・マリガンとツアーを行ったり以後10年程アル・コーンとの双頭コンボで活躍するなど最初の絶頂期だったと思います。
併せて20年後のソプラノ・サックスでの演奏もアップしておきます。

 

 

Soprano Saxophone – Zoot Sims
Piano – Ray Bryant
Bass – George Mraz
Drums – Grady Tate

Recorded : RCA Studios, New York, January 8 and 9, 1976
Album : Soprano Sax

 

 

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