灯り仄かに（スリー・サウンズ）

The Lamp Is Low · The Three Sounds

Gene Harris (piano)
Andrew Simpkins (bass)
Kalil Madi (drums)

Recorded : Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, October 25, 1966
Album : Vibrations

ラヴェルの原曲で、常識的には穏やかに愁いを込めて演奏するのが妥当だと思いますが、スイング時代にジャズに取り入れら、グレン・ミラーもベニー・グッドマンも軽快なスイングに仕立て上げて演奏してます。その流れとは思いませんが、ミディアム・テンポで演奏される方が多いようです。
ジーン・ハリスをリーダーに’５７年に結成した”スリー・サウンズ”はブルースやゴスペルをベースにしたグルーヴィーなピアノ・トリオで人気を得ましたが、’７０年以降は人気も下火になります。以後８５年にレイ・ブラウン・トリオに参加して再び表舞台に登場します。
この演奏はスリー・サウンズの後期の録音で、多少アクの強さはありますが、温かみもある好演だと思います。

以前書いたこの曲の記事はこちらです。

『灯り仄かに　（ジョージ・シアリングとモンゴメリー・ブラザース）』

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