ウェン・ユア・ラバー・ハズ・ゴーン(チャーリー・ミンガス) | 今日の一曲

今日の一曲

これまでに出会った心に残る曲を一日一曲選びます。貴方の思い出などありましたら教えてください。

When Your Lover Has Gone - Charles Mingus

Teddy Charles -vibraphone
Charles Mingus - bass
Ed Shaughnessy - drums

Recorded : New York City, November 12, 1956
Album : Word from Bird(Passions of a Man: The Complete Atlantic Recordings 1956-1961)

チャーリー・ミンガスはこの年の1月にアトランティックで初のリーダー・アルバム「直立猿人」を吹き込んでいます。人類の文明を批判した一作として当時大反響を呼びました。
また’59年にはアーカンソン州知事オーヴァル・フォーバスが黒人融合政策に反対し、州兵をリトル・ロックの高校に贈り黒人の登校を拒否したことに対する抗議としてアルバム”Oh Yeah”に「フォーバス知事の寓話」を発表しています。
彼のベース自体はレッド・ノヴォとトリオやこのアルバムでも特にエキセントリックなベースとは思いませんが、正義感の強い人だったんだと思います。生前交流のあったズート・シムズなどの話ではシャイでやさしい人柄だったようです。
この曲はアトランティックでの録音を集めたアルバムからの一曲ですが、元はテディ・チャールスのリーダーアルバムに収められていたもののようです。
メランコリックな曲想を巧みに表現するテディ・チャールスのヴァイブが良いです。
過去のアップ記事を見ていたら6年前にテディ・チャールスのアルバムの曲としてアップ済でした。この記事だけ除外して他の過去記事を表示します。

 

 

以前書いたこの曲の記事はこちらです。