スナフキンは人間なのか? | アラゴラスの頭ン中

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読書とオペラをこよなく愛する主婦アラゴラスの徒然日記

 

今、「ムーミン谷の彗星」を

英語版で読んでいるのですが、

ふと、

 

「スナフキンって人間なのかな?」

 

と思ったので記事にしてみました。

 

結論から言うと、

スナフキンは人間ではありません。

 

ムムリク族という、妖精の一種です。

 

名前の意味は

「嗅ぎタバコ(スナフ)を吸う人」。

 

原作(スウェーデン語)では、

「スヌスムムリク(嗅ぎタバコ兄さん)」

となって読みづらいので、

日本では英語訳のスナフキンが採用されました。

 

なんと、作者のトーベ・ヤンソンさんの

昔の恋人がモデルだそうですよ!

 

父は超自由人のヨクサルで、母はミムラ夫人。

 

異父姉にリトル・ミィとミムラ姉さんがいます。

 

リトル・ミィの方が、

スナフキンのお姉さんになるそうです。

ちょっとこれは驚きですね!

 

そんなスナフキンは、

ムーミンたちが冬眠をする冬になると

南の方に旅に出て、

春になるとまた帰ってくる、

という生活をしています。

 

大きなリュックとハーモニカを持ち、

常に身軽でいるスナフキン。

 

「ムーミン谷の彗星」では

彼らしいこんなシーンがあります。

 

ムーミン、スニフと

初めて出会ったスナフキンは、

宝石の山を2人に見せます。

 

で、スニフはその宝石を持ち帰ろうとしますが、

巨大な怪物に襲われそうになり、失敗します。

 

ガッカリするスニフに、

スナフキンはこんな台詞を言います。

 

「僕は美しいものを見るだけにして、

頭の中にしまっておくのさ。

そうすれば両手は自由なままでいられる」

 

私の主観が入った訳ですが(^^;

 

でも、自由人なスナフキンらしい台詞ですね。

 

ちなみに、そんなスナフキンですが、

かつてメロンを盗んで投獄され、

穴を掘って脱獄した、という話が出てきます。

 

つまり、スナフキンは

窃盗と脱獄で前科2犯です(笑)

 

ここまでアウトローなやつだとは思いませんでした(^^;