スカーレット最終回に思うこと | アラゴラスの頭ン中

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読書とオペラをこよなく愛する主婦アラゴラスの徒然日記

というタイトルのブログを
今更あげてる辺りからして、
乗り遅れた感がしてならんですが(笑)

半年間続いた
連続テレビ小説「スカーレット」が
最終回を迎えましたね。

最終回、最初は

「え!?これで終わり!?」

と思ったのですが、
改めてゆっくり見て、
思うところあったので、
記事にしてみました。

以下、ネタバレ注意!

最終回が近づくにつれて、
一番気になってたのが、

「武士は助かるのか?」

ということ。

骨髄バンクもない時代、
知人のつてを頼っても、
武士のドナーは見つかりません。
それでも、私は奇跡を願ってました。

結局、武士は助からなかったわけですが、
それでも約束していた
さくらともものピアノ発表会には
行けたわけですし、
陶芸展にも出品して、
遺すものもできた。
だから、これで良かったのかもしれない、
と思いました。

武士はジョージ富士川の本に、
こんな言葉を残しています。

「今日が私の1日なら、
私はいつもと変わらない1日を過ごすだろう」

武士は全部のページに
「いつもと変わらない1日」
という言葉を残してるわけですが、
この「いつもと変わらない1日」って
どんなに愛しいものでしょう。

若くして白血病になり、
余命宣告をされた武士。
好きな子に病気を理由に
冷たく当たった日もありました。

それでも、1日1日を
いつもと変わらず過ごし、
作品を仕上げていく。

この、作品と言うのは、
陶芸だけでなく、
生き様そのものが
作品になって行くと思うんですよね。

そして、貴美子たちも、
武士が旅立っても、
淡々といつもと変わらない1日を
過ごして行く。
そんなことの大切さが
描かれていたと思います。

良く、

「明日死んでも大丈夫なように
毎日を生きなさい」

という言葉がありますが、
本当にその通りだなぁ、と。

そんなことをつらつら考えた
最終回でした。

最後に、キャストの皆さん、
製作者の皆さん、
本当にお疲れ様でした!
陶芸のシーンが本当にリアルで、
毎回見惚れてました。

そして主演の戸田恵梨香さん。
今までのイメージとガラリと変わって、
大阪のお母ちゃんになってて
最高でした。
八郎とのやり取りも好きでした。

私は荒木荘辺りからしか
見てないんですが、
それでも久しぶりにハマったドラマでした。

次の連続テレビ小説も見るかなぁ。
ここまでハマれるかどうかわからんけど。