映画 『隣人13号』 | 福玉本舗〜ノンジロウのブログ〜

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 【小学生の頃に赤井トールに受けたイジメの復讐を果たすため、10年ぶりに地元に帰ってきた村崎十三。復讐を達成するため、十三の体内に宿っている、別人格“13号”は、その凶暴性を徐々に増していく。事の重大性に気付き始めた十三は、なんとか13号を抑えようとするが・・・・。(filmarksあらすじより)】

 2005年公開。
 Amazonプライムで鑑賞。

 井上三太の同名漫画を映画化したものです。

 小学校の時にいじめを受けていてついには顔に硫酸をかけられるという地獄を経験した主人公の村崎十三。いじめの主犯格の赤井トールに対する復讐心がついに別人格“13号”を生み出します。10年後、地元に帰ってきて赤井と同じ建設会社に勤めた村崎十三の中の“13号”がいよいよ復讐に動き出していきます。

 復讐もので、赤井トールの子供時代、大人になってからのいじめシーンが存分に描かれて、かなりストレスが溜まったとこに“13号”が復讐していく展開はかなりスッとしました。

 ただちょっとストーリー的にはあっさりかなという印象です。村崎十三のなかに凶暴な“13号”がいて十三本人も制御できないって設定はユニークなんですが、全体的なストーリーはさほどひねりはなかったですね。

 エピローグ部分に関しては観た人によって色々な解釈があるかと思うんですが、個人的には「あの時少し勇気を出していれば別の人生もあったよね」みたいな描写だと解釈してます。

 主人公を小栗旬、“13号”を中村獅童が演じてるんですが、特に中村獅童の凶悪っぷりがよかったですね。赤井役を演じた新井浩文は強制性交容疑で逮捕されて引退したんですが、いい悪役俳優だったんで残念ですね。

 かなりグロい表現があるんで苦手な方はお気をつけください。