書籍 『江口寿史扉絵大全集』江口寿史 | 福玉本舗〜ノンジロウのブログ〜

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 「江口イラストの原点は〈マンガの扉絵〉!江口寿史のイラストの原点は〈マンガの扉絵〉だった! 鴨川つばめ『マカロニほうれん荘』の扉絵に衝撃を受け、1979年創刊の雑誌「イラストレーション」では湯村輝彦、鈴木英人、永井博、林静一といったイラストレーターたちを知った江口寿史は、毎回マンガの扉絵で、本編とはまったく関係のない絵を描いて、イラストの描き方を試していたという。カラーを使わずにトーンの差で表現する。トーンを使わずに線だけで描く。筆で木版風に。スクリーントーンで眼鏡の影を表わす、などなどを実験をしていたのだ。

 マンガで初めてカラートーンを使ったのも江口寿史。ただ、まずは扉絵を描いてテンションを上げてから、ネームを描くという感じになっていったということから、本編が二、三ページで終わってる回もあったそうだが……。

 本書は、『すすめ!!パイレーツ』『ストップ!!ひばりくん!』『「エイジ」』をはじめ、『パパリンコ物語』『ラッキーストライク』『イレギュラー』までの、ほぼすべての作品の扉絵を大集成し、江口寿史の「絵の歴史」が一望できるイラストレーション集である。(小学館HPより)」

 江口さんのイラスト集と聞くと無条件に購入してしまう自分でありますが、今作は漫画の扉絵だけを集めたものです。
 江口さんのイラスト集は全部持ってるんで(多分)他の本に収録されてる作品も結構あります。特に「ストップ!!ひばりくん!」関係のイラストは大体他の本にも収録されてましたね。

 ただ「すすめ!!パイレーツ」の扉絵はイラスト集初収録のものが多くてよかったです。
 改めて見るとデビュー当時から絵がうまかったんだなと思いますね。

 350ページのボリュームで見応えたっぷりでサイズも週刊誌サイズで手軽に見れるのがいいですね。
 70年代後半から90年代の作品が中心なんで初期作品集って感じですね。