【ローマで開催された欧州超心霊学会で、テレパシーの能力を持つヘルガが突然悲鳴をあげた。彼女は会場内に恐ろしい殺人犯がいることを告げる。その後、ヘルガは自宅アパートで何者かに襲われ惨殺されてしまう。悲鳴を聞いて駆けつけたイギリス人ピアニストのマークは容疑者を目撃し、事件の真相を突き止めるべく奔走する。(映画.comより)】
WOWOWで視聴。
1978年に公開された作品です。
多分僕が初めて友達だけで映画館に観に行った作品だったと思います。思い出深い映画だけあって、1年前に読んだ本のストーリーも覚えてない今日この頃なんですが、この作品に関しては結構覚えていて作中にキーになるある歌もはっきり覚えてました。
今回記事を書くにあたってネットで調べたら、実はこの作品は「サスペリア」の前に撮られてたようですね。「サスペリア」がヒットしたんで同じダリオ・アルジェント監督の日本未公開の作品に「サスペリアpart2」と勝手に邦題をつけて公開したとか。
なのでpart2とついてるけど「サスペリア」とはストーリー的な繋がりは一切ありません。
久しぶりに観た率直な感想は「まあまあおもしろかった」ってとこです。
所々ホラー的な演出もあるんですが、今作は連続殺人事件の犯人は誰かというミステリーです。
殺人事件の瞬間を偶然目撃したピアニストのマークが事件の犯人を突き止めようとして行くんですが、真相に辿り着くまでの筋道が結構大雑把な部分があったり、犯人がなぜかその場所にいたりと若干ご都合主義な部分が目につきましたね。
でも、全体的に雰囲気はいいので、あんまり細かいこと気にしないで観たら十分楽しめると思います。
あと犯人が序盤で結構大胆に提示されてるんです。うまくカモフラージュされてるんで初見ではなかなかわからないと思うんですが、犯人をわかった上で観るともろに映ってるましたね。その辺の大胆な演出は見事でした。
ちなみに僕が観たのは完全版なんですが、どうでもいいシーンが追加化されるだけなんで通常版で観た方がいいみたいです。