映画 『女子高生に殺されたい』 | 福玉本舗〜ノンジロウのブログ〜

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 【女子高生に殺されたいという願いをかなえるため、高校教師になった男・東山春人(田中圭)。赴任先の学校で人気教師として日々過ごす一方で、これまで9年間をかけて理想的な殺され方のための完璧な計画を練り上げてきた。理想とする「完全犯罪であること」「全力で殺されること」を目標に、平穏な学園内で彼の自分殺害計画は進行していく。(「Yahoo!映画」より)】

 WOWOWで鑑賞。
 2022年公開の作品で原作は古谷兎丸の同名漫画です。

 主人公の高校教師東山はオートアサシノフィリアという自分が殺される状況に性的興奮を覚える性的嗜好を持った人間です。

 東山は元々は臨床心理士を目指していたのですが、殺人事件を犯した8歳のある少女との出会いをきっかけに、その少女が高校生になった時に殺されようと高校教師を目指したりと長期に渡って計画を練るというような設定はおもしろかったですね。

 ただその少女が解離性同一症で、そこが重要なポイントになってるんですが、その病気をちょっと都合よく使い過ぎてるように思いました。

 あとその少女に殺されるに際して、その少女が警察に捕まることがないように自殺に見せかけようと完全犯罪を目論むんですが(予告編では結構そこをアピールしてます)、あまり大したことなかったですね。

 出演はメジャーな俳優は田中圭、大島優子だけなんですが、高校生役の俳優があまりメジャーではないんですが、結構よかったと思います。

 予告編の印象ほどはおもしろくなかったですね。内容的にリアリティがあまりないんで原作の漫画で読む方がしっくりきそうです。