スリーパゴダパスの脇に「THE BORDER PEACE TEMPLE」なるものを見つけた。名前を「星露院」そしてそこに永瀬隆氏の名前を見つけた。
永瀬氏は戦時中に日本軍で通訳をつとめた人物で、その役職上捕虜たちとの接触も多かった。氏は戦後、泰緬鉄道建設時の史実をいくつかの本にして出版しているが、それらのほとんどが今は絶版扱い、、、。何やら闇の圧力でも加わっているのか?
これまで贖罪活動も個人の資格で行い、こういった祈念堂などの建設も行っているが日本政府からはそれこそキチガイ扱いされているし、本の内容も「嘘だ」と言われている。訪タイの時には在タイ日本大使館や日本人会からあからさまな妨害活動も受けたという、、、。
日本政府の考え方は何かおかしいと思う。本来、政府がやるべきことを永瀬氏が個人で行っているのである。日本政府はこれら事実の何を隠ぺいしたいのだろうか?
私が唯一持っている永瀬氏の本「ドキュメント クワイ河捕虜墓地捜索行」
草に隠れて最初は見過ごすところだった石碑。日本の小説家、詩人 伊藤桂一氏の書による。
悼
天に星 地に草の露
はるかに故国を恋いつつ
ここに兵士らの 御魂眠る
ただ虫の声のみ その
勇武のあわれを悼む
なり 伊藤桂一
写真を撮ったあと、近くの店で鎌を借りて草刈りをした。どうせまたすぐにのびてしまうのだろうけど、、、。