◆1月に読んだ本 | のんほい BANGKOK

のんほい BANGKOK

生粋の東三河人がタイの首都バンコク郊外、バンボー郡から綴る。

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・天命 五木寛之 (幻冬社文庫)
・落日燃ゆ 城山三郎 (新潮文庫)
・バンコクバス物語 水谷光一 (めこん)
・美しき日本の面影 さだまさし (新潮文庫)
・林住期 五木寛之 (幻冬社文庫)
・春の雪 豊饒の海(一) 三島由紀夫 (新潮文庫)
・蟹工船・党生活者 小林多喜二 (新潮文庫)
・ウィーンの冬(上) 春江一也 (集英社文庫)
・ウィーンの冬(下) 春江一也 (集英社文庫)

 「本を読む時間があるなんてけっこうヒマなんだね?」と言われそう、、、。でもけっこうこまめにそういう時間を作っています。休憩時間はもちろん、仕事中でも時間が空けば読んでるし、就寝前や飛行機の移動時間も。車の移動時間は自分で運転してるからダメ。
 五木寛之は中学時代に「青春の門」で憧れた作家。高校の夏休み、寝台特急に乗って九州へ行きわざわざ筑豊のボタ山見に行ったもんなあ。八木山峠を越えて飯塚市、、、田川、、、「青春の門 筑豊編」の書き出しそのもののルートを辿って、、、。さて今回読んだ「林住期」に「50歳を過ぎたらいま一度人生をふり返り自分の生きたいように生きる。できれば自分のために働くのはやめて無償でも人のためになることをする」、、、と書いてありました。何か始めなきゃ!
 春江一也の中欧三部作「プラハの春(上)(下)」「ベルリンの秋(上)(下)」に続く最終部の「ウィーンの冬(上)(下)」を今月読了しました。舞台となるプラハ、ベルリン、ウィーン、、、それぞれになじみがあって懐かしく読み進めました。それにしてもこの作者、元外務省職員で実際に「プラハの春」を現地で体験した人物。それぞれの国、街、人物の描写、ドイツ語の会話、、、素晴らしいものがある、、、。