アルミ合金 7N01一般構造素材として使用されている鋼材はSS400という一般構造用鋼材、これは400と言う数字から、引張り強度400N/mm2以上の鋼材を表している。その上の鋼材が引張強度450N/mm2のS45C材等の炭素鋼、カーボン含有率が0.45%ということでS10Cから58Cまであり、焼き入れすれば硬度が増す。一般市販車は安いss400鋼材が使われているけど、これが錆び易いのと重いので出来ればアルミ素材に変えたい所。鋼材が重いならアルミ系合金しか無い訳で、その中でもss400材よりも強度を有しながら、溶接性も優秀な合金は?と探すと航空機の部品素材に使用されるのが7N01っていう引張強度430N/mm2を誇る高強度なアルミ合金。この素材の最大の特徴は、常温で 時効性(時効硬化)がある事で、溶接時や曲げ加工時に熱を加えて材料硬度が下がったとしても常温で1週間から1ヶ月程放置しておけば、本来の硬さまで自然に戻ってしまう。但し量産の現場では1ヶ月程の事効硬化の期間が在ると運用上で問題になる為、ドライアイスを用いて強制的に冷却して事効硬化の期間を短縮させる強制時効が行われる。高強度のアルミ合金はコスト的にはかなり割高で、一般構造用材のSS400材の3倍以上の価格なのでこの素材が一般市販車に使われる事はコスト的には殆ど無い。意外かもしれないけど、アルミなのにSS400材と同じ厚みで加工出来てしまうが、普通の人は7075や7N01の事を知らないので強度不足だって指摘する。まあ、加工するにはそれなりのスキルが必要で曲げ加工した際は、折り曲げ部分にはシャープエッジを作らない様にと言われている。これは、エッジの角が立っていると、そこから疲労破壊を起してしまうので、そうならない様に表面をバフ磨きされる。